「睦月1941」建造日記 01

皆さん、こんばんは。

 第四船台の建造艦を長いこと模索していましたが、ふ…としたきっかけで、睦月型駆逐艦となりました。

 それから最後まで悩んだのが...、ハセガワのキットとするべきか、ピットロードのキットとするべきかでした。

 ピットロードのキットは比較的新しいので、考証的にも正確です。バリエーションも三つと多い(通常は二つ)のが特徴的でネームシップの「睦月」と6番艦「水無月」、8番艦「長月」をリリースしています。しかし、すべての艦が性能改善後の姿で、竣工時の姿にすることができません。

 一方、ハセガワのキットは1973年に発売された古いものですが、ネームシップの「睦月」は性能改善後仕様、「三日月」は竣工時仕様となっています。こちらのキットは流石に考証的には???が多いのですが、全体的には良くまとまっているキットです。小さいですがキチンと錘も付属しているところがうれしいです。

 今回は「睦月」と「如月」に施された実験的な迷彩を再現しようと思い、ハセガワ製キットを選びました。キットで最も気になるのがリノリウム押さえ金具の再現と舷側窓の再現が無いこと。それと、艦橋脇のボート甲板が竣工時仕様のままなところです。よって、今回の作業はこれらの再現が中心となります。

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 リノリウム範囲の修正
⇒ 画面は外箱の裏側の塗装図です。ハセガワの塗装図は昔から結構親切なのが特徴的で、現在の新キットでも塗装の配慮は素晴らしいと感じています。

 しかし、残念ながら楕円で囲んだ部分はリノリウムでは無く、鉄甲板のようです。

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 リノリウム押さえ金具の再現
 
0.2㎜の真鍮線にて再現しました。この作業、結構手間がかかる割りに華麗な仕上がりにならないのですが、塗装後の真鍮線の色が素晴らしいので、今回も実施しました。真鍮線の固定にはプラ用の接着剤と瞬間接着剤を併用しています。

 ボート甲板取り付けガイドの削除
 
楕円の部分にボート甲板の部品を取り付けるガイドがあります。性能改善後の睦月型駆逐艦はこの部分が大幅に短縮され、船首よりの一部しか残されませんでした。キットや外箱のBOXアートではこの部分が竣工時のままなので、修正しなければなりません。ガイドをすべて取り去るか、一部残すかで悩みましたが、すべて取り去りました。削除後は傷が目立つので溶きパテで修繕です。

 その他、喫水板の取り付けと舷側窓の再現(0.6㎜ピンバイスにて開口)を実施しました。
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「睦月1941」建造日記 02

皆さん、こんばんは。

 第四船台長の報告です。

 報告…、我が船台で建造中の「睦月」は、船体上部構造物の建造に入りました。

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 ボート甲板取り付け
⇒ キットの艦橋両舷にあるボート甲板は、竣工時の形状を現しています。したがって、キット仕様年次では加工しなければなりません。なお、艦橋パーツも仮組みしてみました。

 ボート甲板後部の削除
 
性能改善工事により、ボート甲板後部が撤去されましたので、キットでもこの部分を削除しました。注意点は、第一煙突基部にボート甲板パーツが咬み込むようになっているので、煙突基部のみ甲板パーツを残すように加工することです。

 煙突の取り付け
⇒ 実艦でも同様かどうかは把握していませんが、キットパーツでは第一、第二煙突は同じものです。側面のヒケが気になりますが、修正すると繊細なモールドを失うので、修正しないことにしました。

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 第二砲座の取り付け
 
特に気を付けるところはありません。キットでは、艦橋基部から煙突、艦尾に向かう甲板中央部の形状が実艦とは大きく異なっています。しかし、この部分に手を入れると大改装となるのでそのままとします。より忠実な形状を求めるのであれば、ピットロードのキットを製作することをオススメします。

 後部構造物の取り付け
 
特に問題はありません。

 魚雷格納筺の取り付け
 
この部分が別パーツになっていることに驚きました。

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 船体後部の砲座取り付け
 特に問題はないと思います。

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「睦月1941」建造日記 03

皆さん、こんにちは。

 しばらくの間、悪かった天気ですが、今日は良い天候に恵まれました。しかし、寒くなりましたね~。冬の予感を感じさせる朝晩の冷え込みです。

 さて、模型ホビーショーも無事に終わり、艦船模型ブームも下火になる気運を感じつつも、来年の春の模型ホビーショーでは1/700の新キットが沢山発売されることを祈りたいと思います。

 第四船台長の報告です。

 …報告、我が「睦月」は船体塗装を終了し、迷彩塗装を実施中です。白色は、透かし度が高いので厚塗りの必要があり、筆塗りでは難しいです。

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 魚雷発射管の装備
 
さすがにキットのパーツは古臭いので、WLリニューアルパーツを選びました。魚雷発射管も複数存在しますが、睦月型の搭載したものは特型のものと同じもののようです。

 スキッドビームの取り付け
 
特にコメントなし

 舷側の波除?板の取り付け
⇒ 画面では見えないので申し訳ないのですが、艦橋両舷の右舷側については魚雷運搬用に内側が空洞状態となっていますが、左舷側は密閉された艦橋内部の一部となっていたようです。キットの左舷側は、右舷側と同様に筒抜けなので、艦首尾方向をプラ板で覆いました。

 錨の取り付け
 WLキットではリニューアルパーツが付属されていて、この中に錨がありますが、私の所有していた「睦月」のキットではリニューアルパーツはありませんでした。しかし、キットパーツにはキチンと錨があるので、WLシリーズの古参キット群では開発が新しいものと解ります。…といっても1973年発売ですがね。タミヤの特型などは1971年の発売だから、少しは新しいか‥。結構、位置決めが難しいです。

 船体色は我が造船所で駆逐艦規定色の舞鶴工廠グレー。実験迷彩色は白色ですが、つや消しの白を使用せず、グランプリホワイトを使いました。白より少し青みがかったもので、隠ぺい色としては白より機能が高いものとなります。筆ムラが出るので塗装に苦労しています。画面では塗装は未完状態です。

 迷彩については、右舷側は実艦写真を参考にしています。左舷側は不明なので、ほぼ対象的に塗りました。ピットロードの「睦月」キットでは白黒迷彩となっていますが、個人的には軍艦色と白色の迷彩と思っています。もっと突っ込むと幾何学模様の白を塗っただけ、しかも船体と艦橋および煙突の側面部分にのみ迷彩を施したように感じます。この実験結果が、北方警備で活躍した軽巡「多摩」と「木曽」の迷彩につながるようですね。

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「睦月1941」建造日記 04

第四船台長の報告です。

 報告…、我が「睦月」は武装の取り付け作業と艦載艇の装備を実施しました。

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 ループアンテナの取り付け
 
別名、方位測定機といいます。多くの艦船模型の作例では船体色となっていますが、空母赤城などの実艦写真を見る限り黒っぽく写っており、個人的には機銃銃身と同じ色だったと思っています。従って、黒鉄色で塗装しました。

 探照燈の取り付け
 
実艦は75㎝のものが搭載されていたようです。キットパーツの形状が気に入らなかったのでWLのリニューアルパーツのものを使用しました。しかし、このパーツは70㎝なので、正確には少し小さいものとなります。

 13㎜連装機銃と機銃台の取り付け
 13㎜連装機銃はPT武装パーツより調達。機銃座および台座はハセガワの金剛型戦艦のパーツを加工して取り付けました。キットでは取り付け部付近の形状が実艦と大きく異なっているため、あくまで雰囲気で修正作業をしています。したがって、台座形状なども実艦とは異なっています。

 12㎝単装砲の取り付け
 主砲は正式名を45口径三年式12㎝砲G型と言います。峯風型の後期艦、神風型、睦月型に搭載されたようですね。パーツはPTの武装パーツより調達しました。キットパーツでは流石に古臭いので交換です。大きさはキットパーツの方が正確ですが、少しデフォルメしたほうが良い部分と思っています。

 艦尾旗ざおの取り付け
 
キットパーツを使用。かなり太いですが、なるべくキットパーツを使うことにしているためにそのままとしました。本来、ディティールアップの定番となる部分で、細いものと交換するとキットがシャープになります。

 魚雷積み込み用ダビットの取り付け
 
キットパーツを使用。少し大きいのですが目をつぶります。実艦に従い、取り付け位置を艦尾よりにずらしました。

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 カッターとボートダビットの取り付け
 
カッターおよびダビットともにWLリニューアルパーツを使用。キットのパーツは竣工時に装備されていたラジアル型です。実艦では改装によりボート甲板が撤去され際にラッフィング型のダビットに変更されましたのでパーツを交換しました。カッターは6mのものです。

 内火艇とボートダビットの取り付け
 
内火艇はWLリニューアルパーツより調達しました。6mのものです。取り付けは左舷側のみです。右舷側は搭載されていませんのでダビット取り付け穴を埋めます。また、左舷側の取り付け穴も位置が合わないために埋めます。ダビットはキットパーツを使用しました。

 そのほか、艦橋両舷に7.7㎜機銃を取り付けました。パーツはタミヤの特型駆逐艦の機銃が小ぶりで適当と判断し、取り付けました。

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「睦月1941」建造日記 05

第四船台長の報告です。

 報告…、我が「睦月」は最終工程に入りました。マストの製作です。今まで製作したものでマストを丸ごと交換したものは少ないのですが、今回はキットパーツが古臭いので思い切って細めのプラ丸棒に交換してみました。

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 前部マストの製作
 プラ丸棒0.5㎜径で主柱を再現し、横桁は0.4㎜径を使いました。また、信号桁と信号斜桁は0.3mm径を使い再現しました。見張り所はキットパーツを加工して調達しました。

 主柱はキットパーツでは1本棒ですが、実艦では見張り所より下部で2本が接合している状態となっています。

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 後部マストの製作
 
キットのパーツは艦尾信号燈まで再現されたものですが、横桁と間違ってしまうような再現です。プラ丸棒の0.4㎜径と0.3㎜径を使い再現しました。

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「睦月1941」建造日記 06

皆さん、おはようございます。

 さて、第四船台の駆逐艦「睦月」は、無事に竣工となりました。

 そして、当初企画しなかった僚艦「三日月」の改装工事に入ります。「睦月」とツーショットを撮るには、どうしても改装工事をしたくなりまして…。最も困ったのが船体色の違いです。やはり暗すぎるので、再塗装することにしました。

 ‥と言うわけで、第四船台長の報告です。

 …報告、我が「睦月」は無事に竣工させることが出来ました。
いかがでしょうか?WLのハセガワ製「睦月」。古いキットですが、手を加えると中々カッコいいと思います。考証的なポイントとしては、キットパーツの機銃座を指定どおりに艦橋前には付けないようにすることです。睦月型駆逐艦は艦橋前に機銃座を取り付けた艦もありますが、キットのように中心線上に1基ではなく、船体幅に近いくらい大型のものを取り付けて左右に1基ずつとなります。12艦のうち、1944年以降に残存していた数隻に改装工事で取り付けられていました。「睦月」ではこの工事はされることなく戦没したものと思われます。

 また、今回は有名な迷彩実験塗装時を再現しましたが、大戦中では通常の塗装に戻っています。迷彩時は大戦突入前なので舷外消磁電路を再現しませんでしたが、大戦時仕様とするならば、電路を再現することをオススメします。さらに船体中央部の艦尾よりに機銃座が設けられ、13㎜連装機銃を装備していた艦が多かったようです。「睦月」は大戦前より装備していたようなので、作例でも再現しています。

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 …厳密に言えば、上部構造物の配置や形状は実艦と異なっている部分が沢山あります。艦底板を取り付けると、乾舷が高くなり、イメージが悪くなるという方も多いようです。精密さを求めるならば、自分なりにじっくり改装工事を行っていけばよいのですが、それには多大な苦労が待っていますので、それなりに覚悟するべきです。

 睦月型はピットロードからも発売されているので、こちらも作ってみたいですね。これで、駆逐艦として未建造なのは神風型と白露型のみとなりました。あと一息です。

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軍艦をこよなく愛する中年男子ですが、戦争は嫌いです。

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