「新月1943」建造日記 01

皆さん、こんにちは。

 我が第四船台の駆逐艦「三日月」も無事に竣工したことですし、引き続き駆逐艦建造を行います。 フジミの「秋月/照月」を使って、5番艦の「新月」を建造します。
 
 …なぜ、「新月」なのか?
まずは、秋月型のタイプから話ます。秋月型は大きく分けると3つのタイプに分かれます。始めに、秋月型と言われる前期型タイプ。1番艦の「秋月」から7番艦の「霜月」までの7隻です。次ぎに、冬月型と言われる後期型タイプ。8番艦「冬月」から12番艦「春月」までの5隻です。そして改秋月型の満月型の3タイプです。
前期型の“秋月型”と後期型の“冬月型”を総称して秋月型と言うことが多いようです。満月型は結局一隻も竣工しませんでしたが、3番艦の「涼月」は二回の復旧工事により艦橋と船体前部が満月型になりました。
 
 今回、建造するフジミ製「秋月」は前期型のみ対応したキットです。すでに発売されているアオシマ製やピットロード製のキットは前期及び後期の両方に対応したキットなので、同型艦のバリエーション展開をしていますが、フジミ製のキットは後期型へのバリエーション化は難しく、前期型の武装強化仕様が今後発売されるかな?と思われます。

 従って、このキットでは前期艦しか気軽には建造出来ないのです。

 …で、我が艦隊には現在8隻の 秋月型が就役していますが、以下のとおりです。

 ① 建造中の5番艦「新月」(フジミ製)。
 ② 前回竣工した1番艦の「秋月1942」(フジミ製)。
 ③ 再修正した1番艦の「秋月1943」(アオシマ製)。
 ④ 追加工作した2番艦の「照月1942」(アオシマ製)。
 ⑤ 追加工作した6番艦の「若月1944」(アオシマ製)。
 ⑥ 追加工作した4番艦の「初月1943」(アオシマ製)。
 ⑦ 素組みの8番艦の「冬月1944」(アオシマ製)。
 ⑧ 素組みの10番艦の「宵月1945」(アオシマ製)。

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 今後、「初月」と「若月」はリノリウム甲板の範囲修正を予定。「冬月」と「宵月」は全くの素組みなので、改装工事を計画しています。

 ‥ということで、キットで気軽に再現できる前期型の艦のうち、建造していないのは5番艦の「新月」と7番艦の「霜月」のみであり、このうち「霜月」はキットをストック中なため、必然的に「新月」となってしまいました。「新月」は1943年に竣工していますが、3ヶ月後に戦没している短命艦でした。 したがって、大きな艦容変化は無いものと推測でき、竣工時仕様のみとなります。

 少し話しがズレますが、秋月型は前部マストに21号電探を搭載しましたが、これが3番艦以降のものと8番艦「冬月」のものでは、大きさが異なっていることに悩みます。「新月」は恐らく「初月」などと同じタイプと推測していますが、本当のところはどうなんでしょうかね。

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 現在は、説明書を見ながら、自己流で工程を決めています。艦橋部と煙突、後部構造物を組み立て、仮組みした状態です。

 船体は艦底板と甲板と船体側面パーツの3つに分かれており、左右張り合わせのものではないので比較的組みやすいのですが、艦底板に錘を固定すると、船体パーツの強度保持板の中央のものと錘が干渉してしまうので、対処する必要があります。また、艦首錨鎖甲板先端の左右に飛び出している突起物は錨を確認するための錨見台なので、削り落とさないように気をつけたいところです。また右舷側には停泊時に舷梯を展開するための張り出しが再現されていますので、こちらも削り落とさないように気をつけたいところです。しかし、どちらも行動時には収納されているようなので、再現しない方が良いと判断するならば削り落とす必要があります。

 私はせっかく再現されているので、残す方向で考えています。

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↑ そして、今回の「新月」製作で最も重要な追加工作の一つ、艦橋後部の電探室再現を実施。

 艦橋の製作
⇒ キット では「秋月」と「照月」の艦橋を再現していますので、3番艦以降の艦橋へ変更するために追加工作をします。後部の電探室は、プラ板の堆積で再現しました。ちょうど上部の高射指揮装置支持筒の張り出しと同じ位になるように後方に増設します。下部は艦橋中段までとしました。この下に野菜庫のパーツが付きます。 艦橋部は3層構造を上層部と中~下層部に分割しており、さらに羅針艦橋と中~下層部前面も別パーツ化していて複雑です。この中~下層前面パーツの取り付けが華麗に出来るかどうかで、結構仕上がりイメージが変わってきます。

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「新月1943」建造日記 02

皆さん、こんばんは。 

 相変わらず寒い日々が続いています。北陸や東北、北海道などでは豪雪で大変なようで、雪が降らない千葉に住んでいることがありがたいと感じます。

 さて、第四船台長の報告です。

 報告…、我が船台で建造中の「新月」は、船体塗装中です。今回は、苦手なマスキングによる吹きつけ塗装を実施しました。仕上がりが筆塗りより格段に華麗なエアブラシ塗装ですが、マスキングが面倒です。今回はこのマスキング塗装を久しぶりに行いました。細部は筆塗りで対応です。

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 魚雷発射管と中央部機銃座下部の排気ダクトおよび予備操舵室を取り付けました。アオシマのキットでは、機銃座下部のこの構造物が全く省略されているのが残念なんですよね。

 思ったよりリノリウムと舷側側の境界が複雑なので、塗装に苦労してます。

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「新月1943」建造日記 03

皆さん、こんばんは。 

 本日は節分! 吉方巻を食べましたか?

 さて、第四船台長の報告です。

 報告...、我が「新月」は船体上部構造物の製作に入りました。

 このキット、やはりパーツが細かくて難易度は高いですね~。我が造船所がモットーとする「気軽に製作」が難しいキットです。しかし、最近のプラモデル製作環境を考えるならば、「誰でもできる趣味」から「器用な人のみが楽しめる趣味」へ変化しつつあることを実感しているので、仕方ないんだな~と思っています。
これも、結局ユーザーが求めた世界なんですよね。スケールモデルは実艦に忠実で精密でなければいけないという考え方が頂点に達した結末ですね。個人的には、もう少し簡単に作れて多少は省略した形状でも良いのですがね。タミヤさんのキット化思想を望みたいです。

 それでも、苦労して出来上がった時の感動は大きいですけれども。…やはり、精密キットにはあこがれてしまうところが、言っていることと矛盾してしまうのですが...。 

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「新月1943」建造日記 04

 皆さん、こんばんは。
いやぁ~、我が家周辺で、一日中雪が降るのは珍しい...、驚いています。 明日の朝が大変そうです。

さて、第四船台長の報告です。

報告...、我が「新月」は完成度80%でしょうか。このキット、蒸気管なども別パーツ化されていて詳細な再現が売りなキットですが、1/700でココまでパーツ化することに意味があるかどうかは疑問です。1/350ならば絶賛するのですが...。

まっ...、こういったボヤキも自分の技量不足を棚に上げて...という見方もありますが、プラモデルはあくまで万人が楽しめないといけないと思いますので、どうかご理解くださいね。

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 後部マストの製作
 秋月型の後部マストは取り付け位置が微妙で結構難しいです。キットパーツの分割は頂部のみ別パーツとなっていて、組み立てが難しいです。しかも、無線桁が実艦と異なっているので不満です。

 前部マストの製作
 
原型の秋月型マストを良く再現していると思いますが、こちらもキットパーツの分割が複雑で、組み立てが難しいです。後ほど上部を切断して電探搭載型に修正する予定です。

 船体中央機銃台の製作
 
台座と支柱が別パーツとなっていて、少し疑問です。

 内火艇とボートダビットの取り付け
⇒ 
内火艇はそれなりの出来です。ピットロードのパーツよりは不出来かな?WLのものよりは詳細な出来です。

 ボートダビットの取り付け
 このキット、左舷と右舷は形状が別パーツです。作例では艦載艇を下ろすところを再現しており、このパーツを両舷とも使用しました。

 主錨の取り付け
 少し小さい気もするのですが、縮尺的には正しいのかもしれません。でも、模型はデフォルメも必要なのですよね。個人的には重要な要素と思います。

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 スキッドビームの取り付け
 魚雷の運搬をするもので、下部に魚雷を吊り下げる部分まで再現されています。

 魚雷運搬ダビットの取り付け
⇒ 
少し太い気もしますね。

 蒸気管?の取り付け
 このパーツ、説明書では取り付け位置が判りづらいのが負のイメージを与えます。取り付け位置が判りづらいのは他にも見られますね。

 舷梯の取り付け
 前作「秋月」では省略しましたが、今回は再現しました。

 方位測定儀の取り付け
 WLのものは、基部が円錐ですが、キットのものは三角錐の形状をしています。

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 爆雷運搬用ダビットの取り付け
 今回は、キットの三面図を参考にして位置決めしましたが、どの方角に固定しても良いと思います。

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 今回の作風は停泊状態を再現しています。主砲は可動が可能なように作られているので、いろんな状態を再現できますが砲身の高角はキット指定に順ずるとほぼ水平状態で固定となります。

 前部マストは、秋月の竣工時および照月の形状を表しているので、後日改装予定です。 

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「新月1943」建造日記 05

皆さん、こんばんは。

昨日は夜間に降雪があり、珍しく積もりました。今朝は雪国のごとく銀世界でした。

第四船台長の報告です。

報告...、我が「新月」は前部マストの改装工事を行いました。なるべくキットパーツを使っての作業は、中々大変です。

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 前部マストの改装
⇒ マストを電探搭載用に改装工事しました。信号所から下部はキットパーツのままで、これより上部をプラ棒で作り換えました。一部はワザとキットパーツを使って作業しましたが、中々思うように行かずに苦労しました。何とか複雑な形状を捉えることができました。

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「新月1943」建造日記 06

皆さん、こんばんは。

 第四船台長の報告です。

 報告...、我が「新月」はほぼ完成です。今回も結構製作日数がかかってしまった。 

 結構、後日見直しして修正するので作業は停滞気味となります。それでも、納得できれば良いのです。

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 後部マストトップヤードの取り付け
 
ヤードはキットの形状が実艦と異なるため、プラ丸棒で作り代えました。四方に伸びるクロス形状です。

 25㎜三連装機銃の取り付け
 
魚雷発射管前の機銃座上はキットの連装機銃から三連装へ変更されていたため、ピットロード社(PT)の武装パーツから調達しました。

 舷梯の整形
 
少し面出ししました。このパーツは停泊時のみ使用するものです。

 木材置き場の塗装
⇒ 
このパーツ、前回の「秋月」では船体色に塗装しましたが、どうも木材を表しているようなので、ウッドブラウンで塗装してみました。

 増備された機銃および機銃台の取り付け
⇒ 今回の作例の目玉の一つ、前期型の対空機銃増備仕様を表すポイントです。機銃台はPTのキットより調達しましたが、あまりフィット感がありません。機銃も同じくPTの武装パーツより調達しました。 

 前部マスト上の21号電探取り付け
 今回のもう一つの目玉がこの21号電探の取り付けです。形状で悩みましたが、同型艦「冬月」と同じものを取り付けました。もしかすると、「初月」と同じ電探素子数が“3×4”のものかもしれません。

 防空指揮所床の塗り替え
 
当初、前部の指揮所はグレーチングのためにタン色で塗装、後部はリノリウム張りと考えましたが、鉄張りだったようなので、全面軍艦色で再塗装することにしました。グレーチングはあったと思います。

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「新月1943」建造日記 07

皆さん、こんばんは。

 花粉症が悪化しつつ、体調不良が多くなりました。やな季節です…。 三月に入ったというのに寒い日が多く、なんとも体調管理が難しいですね。

 さて、第四船台長の報告です。

 報告‥、我が船台にて建造中だった「新月」は、無事に竣工しました。相変わらず、建造日数がかかってしまったな…。最近は建造意欲が減退気味で困っています。

 今回は、キットに少し手を入れて、秋月型の前期型を機銃増備仕様に改装するのが目的でした。秋月型は大きく分けると秋月型と冬月型および満月型の3タイプ分けることができますが、ここで言う前期型とは秋月型を指します。後期型は冬月型を言い、満月型は改秋月型とも言われます。

 キットは、竣工時の秋月と照月が製作できるキットです。いわゆる、秋月型の原型を再現したもので、実艦では一番艦「秋月」と二番艦「照月」のみがこのタイプで竣工しました。三番艦「初月」以降は、この艦の任務である防空に対処するため、当時としては最先端技術であった電探による索敵機能を追加し、前部マストに21号電探を装備したため、前部マストの形状は大きく変化しました。また、艦橋構造物に電探室を追加したため、艦橋構造物の後部が拡張しています。また、当時としては最先端の兵器であった飛行機に対する防御として機銃の増備を行っています。

 これらの改正工事を盛り込むことが、今回の建造目的でした。この改正工事を受けた一番艦「秋月」および三番艦「初月」から七番艦「霜月」までの前期艦の中で今回は五番艦「新月」を再現してみました。

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 前部マストの改造部分(中段より上部)がイマイチ形状に納得できないのですが、キットパーツの下部より自然につながるように苦慮した末の形状なので御了承を。個人的にはもう少し艦首尾の前後膨らむ形状が安定して良い形になると思います。

 今回は舷梯も再現して停泊時仕様としました。主砲の側面窓が省略されているのが気になるのと砲身が少し太いのが目立ちますが、隅積みまで細かな再現がされていることには驚きます。これで、販売価格はそれほど高くないところがフジミの凄いところですね。

 しかし、何度もいいますが、キットの難度は上がってしまい、誰もが楽しんで作れるキットでは無くなってしまったことが残念です。特に、1/700という縮尺を最初に選択したタミヤのコンセプトからだいぶ離れてしまった現在の1/700艦船の世界、精密に作るには小さすぎる1/700という縮尺なので、今後の展開も難しいものですね。

 素組みが好きな私としては、1/700の良さって一体なんなんだろう?最近よく思うことです。改めて、沢山作って集めて楽しむ縮尺...と考えたいものですね。しかしながら、一方では単艦じっくり精密にという技法にも大賛成。キット自体はあくまで簡単に製作できるように開発してもらい、アフターパーツをじゃんじゃん発売して精密指向に対応してもらいたいですね。



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