「那珂1943」建造日記 1

皆さん、こんばんは。

 今日は肌寒いですね~。全日本模型ホビーショーも終わり、年内の新製品情報は出尽くしたかな?今年の艦船模型新製品もタミヤとハセガワを除く各社では、比較的多かったですね。ピットロードは海自艦と外国艦、ドラゴンは米海軍現用艦、フジミとアオシマは旧日本海軍艦艇とある程度棲み分けしているように感じます。1/700好きの私としては、タミヤとハセガワがほとんど1/350にシフトしてしまったように感じられ、残念に思います。

さて、第三船台長の報告です。

 報告...、我が船台では早速新造艦の建造工程に入りました。今回のは色々と悩みましたが、渋いところで「那珂」を選択しました。この艦、あまりぱっとしない印象を受けます。川内型軽巡の「川内」、「神通」、「那珂」の3隻と長良型軽巡の「阿武隈」は、大戦前期に重要な水雷戦隊旗艦を任されていました。これらの艦は全体的に情報量が少ないのですが、その中で大戦前の情報は比較的あり、大戦中の情報はほとんど無いに等しい状態です。よって、詳細な艦容がわからないのが真実なので、模型の発売もあまりありません。強いていえば、「阿武隈」が海戦当初の機動部隊護衛をしていたことによりキット化されていたくらいかな?
「神通」は水雷戦隊の“華”、第二水雷戦隊の旗艦を勤めて、華麗に散ったため人気はありますが、艦容は4隻中最も不明なんですね。「川内」は昭和14頃の詳細な図面があるので、模型製作には適しているようです。それで、残る「那珂」は?というと、戦歴がぱっとしないからなのか、人気が低いように思えます。

 …というところで、個人的には地味艦な「那珂」の製作に入ります。

003_naka1943_00.jpg
 BOXアート、個人的にはあまり好きになれません。構図的には動きがあるのですが、見ていても動きを感じないからでしょうか?荒波を蹴って進む「那珂」です。艦橋天蓋は、私の考えと同じようで、主柱に達していないようですね。

 遠景の同伴艦は特Ⅲ型駆逐艦のようですね。
 
003_naka1943_01.jpg
 艦底板の取り付け
 船体との合いは良好ですが、垂直面の面出しに苦労します。

 艦橋天蓋の修正
 
キットでは通説のとおり前部マスト主柱までつながる固定天蓋となっています。個人的には「川内」と同じような天蓋形状だったものと考えていますので、後半部分を削除する予定です。このパーツ、面白いことに後半部分が尻上がりとなっています。この尻上がり部分、個人的にはキャンバス張りだったものと思っています。当初は画像でわかるようにけがいた部分で色分けをし、キャンバスの再現を行う予定でしたが、キャンバス張りの形状が不明なため、この部分は切り落とすことにしました。

 艦橋の組立
 
甲板部分はリノリウム塗装する予定です。

 錘の取り付け
 
錘の固定は艦底パーツと船体パーツにより行うため、錘自体を接着する必要はありません。配慮した設計です。

 しかしながら、念のために瞬間接着剤で錘と艦底パーツを固定しました。

 魚雷発射管室の組立
⇒ 船体パーツと艦底パーツの接合前に取り付けます。塗装もできなくなるので、あらかじめ塗装しておきます。魚雷発射管は改装により4連装となったもので、必殺の酸素魚雷を発射できます。
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「那珂1943」建造日記 2

皆さん、こんばんは。 

第三船台長の報告です。

 報告...、我が船台にて建造中の「那珂」は船体塗装に入りました。おおまかにはエアブラシにて塗装します。

003_naka1943_02.jpg
 船体塗装
 大まかにはエアブラシにて塗装。細部はすべて筆塗りです。この方法が一番ストレスなく出来るので、私的には好んで使っています。

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「那珂1943」建造日記 3

皆さん、こんばんは。 

第三船台長の報告です。

 報告...、建造中の「那珂1943」は船体上部構造物の制作と塗装を実施中です。

003_naka1943_03.jpg 
 艦橋構造物
キットの艦橋構造物は、川内型3隻すべてが異なる形状を反映させているため、そこそこ複雑なパーツ割りで、組み立ても容易ではありません。天蓋の形状は個人的な考えを反映させて後部をカットしています。また、キットパーツでは平面が均一ですが、個人的には「川内」や「阿武隈」のように測距儀から放射状に下がる形状のものと考えています。この部分は修正しませんでした。

 煙突
川内型の一番の特徴である4本煙突。実艦との違いが不明ですが、キットでは2番と4番煙突は同一のパーツとなって言います。 3番煙突は太い形状で、1番煙突が少し高いのが「川内」との大きな違いとなります。

 洗い場
船体色と違い、コンクリート敷きの表現を出すためにニュートラルグレーにて塗装しましたが、船体色との明度差が無く、目立ちません。

 水偵の予備主翼置き場
 この部分、何だかわからないで済ましている方も多いのでは? 

 
実は、搭載機の主翼格納庫なんですよ。キャンパス張りなため、白色で塗装しました。

003_naka1943_04.jpg 
 船体上部構造物の塗装
⇒ 甲板上の構造物塗装は、近年のキットではモールドが詳細なので一苦労します。 

 
ここは、“忍の一字”で作業します。

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「那珂1943」建造日記 4

皆さん、こんばんは。 

冷たい雨が降りしきる千葉です。

 第三船台長の報告です。

 報告、我が「那珂1943」は、キット組み立て説明書に矛盾を感じました。以下の点です。

  1. キット指定の1943年は被雷の修理後の姿なので前部マスト頂部には21号電探が装備されていますが、取り付け指示はありません。
  2. 5番主砲は12.7cm連装高角砲に換装されていますが、14cm単装主砲の取り付けを指定しています。
  3.  艦橋前部中段には13㎜連装機銃が装備されていましたが、取り付け指示はなく、パーツも用意されていません。


  したがって、ここは追加工作をすることにしました。

003_naka1943_05.jpg
 方位測定所及び空中線整合器の加工
 キットのパーツは損傷修理前のもので、5番14cm単装主砲が12.7cm連装高角砲に換装された際に高角砲の射角を得るために何らかの改装工事をしたものと考えます。しかし、手持ち資料は皆無なので、僚艦「川内」の形状を参考に測定所を短縮しました。

 高角砲の取り付け
 キット指示では、14cm砲を取り付けるようになっていますが、ここは高角砲に換装されています。台座はプラ板とプラ棒から制作して取り付けました。高角砲はWLのリニューアル武装パーツから調達です。

003_naka1943_06.jpg
↑ 小煙突を取り付け、後部のシェルター甲板を取り付けました。シャルター甲板は右舷側の支柱が再現されていますが、少し太いのが悩みです。また、左舷は支柱が全く再現されていないのも残念なことです。追加工作するか思案中です。

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「那珂1943」建造日記 5

皆さん、こんばんは。

ここ数日、恐ろしく寒かった千葉です。

 さて、第三船台長の報告です。

 報告...、我が「那珂1943」は前部および後部マストの仮組みと舷外消磁電路の取り付けを行いました。

003_naka1943_07のコピー  
 画像奥はネームシップの「川内1943」です。今回はこの「川内」の作風に合わせて建造したいと思います。


003_naka1943_08のコピー
 21号電探装備
 キットでは21号電探が同封されていますが、装備の指示がありません。主砲射撃指揮所を削除して取り付けました。

 13㎜連装機銃座の取り付け
 ジャンクションパーツより調達して後部のブルワークを切り取りました。

 前部マスト取り付け
 キットパーツを素組みです。

 25㎜機銃座取り付け
 艦首側が連装機銃、艦尾側は3連装機銃となります。機銃座については疑問点も多いのですが、ここはあまりこだわらないほうが良いと思います。

003_naka1943_09のコピー
 後部マスト取り付け
主柱とクレーンデリックは一体成形です。クレーンデリックが棒状の僚艦「川内」と違い、トラス構造であることをキチンと再現しています。

 25㎜機銃座取り付け
 田村氏の考証では存在しないものですが、キット指定に従いました。

 航空機作業甲板の左舷側支柱再現
 0.3㎜プラ丸棒を使用。現場合せで長さを切り出すのに一苦労します。

 舷外消磁電路の再現
毎度おなじみの0.25㎜×0.5㎜プラ角棒を使用。現在の模型作成の常識では少し太めですが、存在をアピールするには良好です。

003_naka1943_10のコピー
 航空機作業甲板の右舷側支柱再現
両端と中央は0.5㎜のプラ角棒、その他は0.3㎜のプラ角棒を使いました。 実艦も太さが違うので、ちょびっとこだわってみました。

 12.7cm連装高角砲の取り付け
 WL武装パーツより調達しました。

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「那珂1943」建造日記 6

第三船台長の報告です。

 報告...、我が「那珂1943」は主砲の取り付けを行いました。

003_naka1943_11.jpg
 主砲の製作と装備
 
14cm単装砲は砲自体と波除けが別パーツとなっており、しかも砲身基部にはキャンパスがキチンと再現されています。この部分がシリーズ前作となるタミヤ製長良型から進化した部分でしょうか。

 舷外消磁電路の塗装
 本当ならば船体塗装と同時に塗装するのが基本であり、手間がかからないのですが、私はよく装着することを忘れて作業を進めてしまい、途中で気づくことがあります。今回もその一例です。

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「那珂1943」建造日記 7

 
第三船台長の報告です。 

 報告...、我が船台で建造中の「那珂1943」は、最後の仕上げに入りました。
 本当は、完成!!と思ったのですが、艦橋前部の13㎜機銃を付け忘れていたことに気が付き...、竣工は次回となります。  

003_naka1943_12.jpg
 トップマストの取り付け
 トップマストはマスト主柱とヤードが一体成形のもので、一般的なパーツですが少し太いのが残念です。21号電探を装備したため、旋回圏外に移動されたものと推測されますが、キット指定のまま取り付けています。この状態だと21号電探が旋回した時にマストと接触してしまいますね。

 なお、前マスト中段の探照灯は、キット指定の110cmは間違いで、正しくは90cmです。 

 艦首より艦載艇およびボートダビットの製作と取り付け
⇒ ダビットパーツはキットで新たに開発したものですが、付属の艦船装備セットのものの方がエッジがシャープです。形状はほぼ同じもので、装備セットのものが個数的に足りなかったものを補ったようです。カッターはWL装備品セットのものを使用するように指示されています。

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 測距儀の取り付け
⇒ この部分、資料によってはシールド付きとなっていますが、キット指示のまま取り付けしました。

 9m内火艇およびボートダビットの製作と取り付け
⇒ 内火艇は9mのものを使用します。キット指定では11mのものを取り付け指示していますので誤りです。ダビットはWL装備品セットより調達しました。

 方位探知機の取り付け
⇒ WL艦船装備品セットより調達。

 25㎜機銃の製作および取り付け
⇒ 第二煙突両舷のもののみ3連装機銃です。パーツはピットロードの装備セットのものを利用しています。

 9mカッターの取り付け
⇒ キット付属のWL艦船装備品セットより調達しました。

 11m内火艇およびボートダビット
 
内火艇は11mのものをWL艦船装備品セットより調達。キットでは12mのものを指定していますので誤りです。ボートダビットは、実艦同様に大型のものとするため、キット指定のものをやめてPTの装備セットより調達しました。反対舷も同様です。

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 艦尾旗竿の取り付け
 
キットではパーツ化されていないため、僚艦「川内」の追加工作に合わせてプラ細棒にて再現しました。

 カタパルトの取り付け
⇒ 本来は呉式2号3型カタパルトなのですが、キット付属の装備品セットには重巡以上が装備していた呉式2号5型カタパルトのみがパーツ化されているだけなので、これを取り付けました。形状が多少違うようですが、目をつぶります。

 なお、1944年頃になると艦載機は搭載されていなかったようですが、カタパルトはそのまま残されていたようです。

 後部マスト中段の探照灯台座支柱の追加工作
⇒ 僚艦「川内」の作製時にも同様の追加工作を実施したため、プラ棒にて追加工作を実施しました。

 なお、台座上の探照灯は110cmが正しいので、キット指定通りでよいかと思います。

 後部トップマストの取り付け
⇒ キットパーツをそのまま利用していますが、少し太すぎます。シャープさを出したいなら真鍮線かプラ棒の細棒に交換ですかね…。

 なお、艦橋窓や舷外窓を墨入れし、艦首に菊花紋章を取り付けました。

 また、僚艦「川内」は後部マストのクロスツリーを艦首尾方向に逆向きで取り付けていたことが判明し、急遽修正しました。昨年の震災時に破損した時に間違えて修正してしまったようです。

 あとは、艦橋前の13㎜連装機銃を取り付ければ、完成となります。…あと一息です!!

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「那珂1943」建造日記 8

第三船台長の報告です。 

 報告...、我が船台にて建造中の「那珂1943」は、めでたく完成しました。

 キットは新キットのわりに手間をかける箇所があるのが残念ですが、WLシリーズに川内型が全て加わっただけで許せそうな気がします。

 これでシリーズの軽巡は、球磨型の3番艦「大井」と4番艦「北上」、長良型の4番艦「由良」を除く艦が全てラインナップされています。キットとしては不評だった香取型がリニューアルしたため、天龍型の形状不良が目に付くところですかね。

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 艦橋前部の機銃取り付け
 キットでは艦橋前部に機銃を再現していませんが、ここは13㎜連装機銃が取り付けられていました。余剰パーツに13㎜4連装機銃があるので、これを加工しても良かったのですが、今回はPTの艦船装備セットから調達しました。

 ちなみに、この4連装機銃は僚艦「川内」用のものなのですが、「川内」も大戦中は連装機銃に換装されていますので、使うことができません。

 錨の取り付け
 作業を忘れていました。 キット付属のWL大型艦兵装セットには軽巡に合う大きさの錨が無いため、PTの艦船装備セットから調達しました。

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軍艦をこよなく愛する中年男子ですが、戦争は嫌いです。

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