「勢多/比良1931」建造日記 1

 皆さん、こんにちは。 

 第一船台にて建造中だった丙型海防艦が無事竣工しました。予定では御蔵型海防艦の建造だったのですが、海防艦製作に飽きてしまったので、勢多型砲艦を製作したいと思います。

 勢多型砲艦は、2011年になって発売された新キットです。ウォーターラインシリーズ(WL)ではラインナップに砲艦が無かったため、シリーズ初のキット化となりました。
 担当はアオシマで、シリーズを構成している3社では唯一積極的に開発をしているメーカーです。
 
 発売された勢多型砲艦は砲艦の中でも中型のもので、河川で運用する二等砲艦となります。大型のものは沿岸海域も走行できるもので、一等砲艦と言われています。

 勢多型には同型艦が4隻あり、キットでは2隻入りとして2種類が発売され、全ての同型艦が製作できるようになっています。但し、最初に発売された「勢多/比良」では日中戦争前までの姿を現していますが、煙突パーツと通風塔が大戦時の形をしており、艦橋部の形状も修正が必要です。次に発売された「堅田/保津」では、大戦仕様ですが煙突パーツと通風塔が竣工からしばらくの間の姿をしていて、リサーチミスが見られます。

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 BOXアートは詳細な描写で感じが良いものと思いました。船体色から推定すると、「勢多/比良」は日中戦争以前の白色塗装、「堅田/保津」は日中戦争当時のようですが、互いに通風塔のみ形状が異なっているようです。また、「堅田/保津」は煙突が短縮されていないとNGかな?

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 パーツ割、小型の艦艇なのであっさり…。 画面下のDパーツの船体上部側面パーツ形状違いで「勢多」と「比良」の違いを表現しています。また、煙突と通風塔の差替えで「堅田/保津」のキットとの違いも現しています。しかし、「勢多/比良」のキットでは日中戦争以前の船体色が白色塗装時代を現しているので、通風塔はキットのキノコ型でなく、「堅田/保津」のキットのキセル型を使う必要があり、煙突もキットの短いものではなく、、「堅田/保津」のキットの長いものを使う必要があるようです。  
 
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 船体は白色塗装、上部構造物は淡黄色の塗装指示。竣工時を示している? 竣工時仕様にするなら、船体上部構造物の天蓋にある機銃は不要。艦橋もオープン形状に修正する必要があります。

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 通風塔
白色塗装時代の通風塔はキットのキノコ型パーツではなく、キセル型となるので「堅田/保津」キットより調達します。

 煙突
⇒ 煙突は、白色塗装時代を現すならばキットの短型でなく、長型のパーツを「堅田/保津」キットより調達します。

 15cm曲射砲の製作
⇒ キットでは25㎜機銃を取り付けることになっていますが、迫撃砲のようなものなので、プラ棒で再現する予定です。詳細な形状が不明です。 ちなみに艦尾側の機銃は13㎜連装です。

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 ブルワーク撤去
⇒ 艦橋天蓋のブルワークは不要なので、削り落とします。 

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 船体パーツ裏のバリ取り
⇒ 船体パーツ裏の艦尾部分には成形時に発生した?突起物があり、これを削らないと喫水板パーツがうまく合いません。

 船体パーツ裏の押しピン後整形
⇒ 
喫水板との貼り合わせの際にこの部分を削らないと喫水板が綺麗に合わさりません。

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現在、こんな感じ。喫水板と船体を貼り合わせし、船体水平部をリノリウムで塗装したところです。
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「勢多/比良1931」建造日記 2

 皆さん、こんにちは。 

 いや~ぁ、本当に暑い日々が続いていますが体調管理はいかがでしょうか?
 私は撃沈寸前です。 …と言うところで、第一船台長の報告です。

 報告、我が船台にて建造中の勢多型砲艦は塗装で苦労しています。なんせ船体が小さいものなので、塗り分けも細かく目がついて行きません。
 おまけに、船体の艶消し白は透ける色なので、厚塗りしないと発色が悪いため、筆塗りには苦労します。試しに1隻は下地色としてグランプリホワイトを塗ってから艶消しの白色を塗布しましたが、わずかに発色がグレー味かかった白色となりました。
 また、兵員室天蓋色も悩み中…。最近、MA誌連載の衣島氏の記事によるとグレー色だったとの事。個人的な調査ではこげ茶で塗装した作例が多く、リノリウム色?だったのかな…とも思います。学研の本に掲載されていた「比良」の実艦写真では、船体より暗い色調の色であり、赤茶色か黒に近い灰色だったのか…なんて思います。

 艦橋は半露天艦橋だったようですが、形状が詳しくわからないので天蓋のブルワークのみ削り落とし、プラ板で天幕を再現する予定です。
 
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「勢多/比良1931」建造日記 3

皆さん、こんにちは。

 第1船台長の報告です。

 報告、建造中の勢多型砲艦、兵員室天蓋と艦橋構造物の取り付けを行いました。

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 兵員室天蓋塗装色でだいぶ悩みましたが、グレー色説を採用せず、従来の赤褐色としました。作例ではGISクレオスの土色で塗装。

 船体の白色は10回程度塗装を重ねています。塗り分けも修正に修正を重ね、それでもこの程度…。

 艦橋天蓋はブルワークを削除。この上にキャンパス張りを再現するつもりです。実艦では艦橋前部が露天だったようですが、詳細不明なため再現しませんでした。

 兵員室内は筒抜けなので、内部を黒塗りしています。

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「勢多/比良1931」建造日記 4

皆さん、こんにちは。 

 台風17号が接近して、風が少しずつ強くなっている千葉です。何だか寒暖差に体がついて行けず…、ダルイ日々を送っていますが、皆さんは体調管理、万全でしょうか?

 さて、第一船台長の報告です。

 報告、我が勢多型砲艦は、艦橋部分と兵員室の窓枠の追加工作で苦労しています。 
 細部塗装も継続しています。中々小さい船なので、筆塗りに苦労しています。

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 艦橋前面窓枠の再現
⇒ 当初、キットパーツのみで追加工作をしない方向で考えていたのですが、艦の顔となる部分であり、武装強化後の防弾板に囲まれた表現なので、前面を一度切り落とし、0.3㎜のプラ角棒にて新たに再現しました。雰囲気での再現なので正確さはありません。

 兵員室窓枠の再現
⇒ 0.3㎜の角プラ棒にて再現しました。 結構苦労しました…。

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「勢多/比良1931」建造日記 5

皆さん、こんばんは。
 
 めっきり、夜が寒いですね~~。確実に冬が近づくのを感じます。

 さて、細かな塗装に四苦八苦中の勢多型砲艦ですが、少しずつ、作業を進めています。

 報告、今回は上部構造物パーツで、取り付けていない部分の取り付けを行いました。

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 艦橋天幕の再現
プラペーパーを使い、現場合せで寸法を測って製作しました。形状も良くわからないのでBOXアートを参考にしています。天幕支柱は極細のプラ角棒を取り付けました。

 測距儀の取り付け
⇒ キットパーツの取り付け

 探照灯の取り付け
⇒ キットパーツの取り付け。レンズは曲面が艦尾側で平面が艦首側です。

 煙突の取り付け
キット付属の煙突は、大戦前に復元性能改善のため改装して短縮したものです。よって「堅田/保津」のキットに付属している長い煙突を使います。逆に、「堅田/保津」をキット指定どおり大戦中の仕様で製作する場合は、「勢多/比良」のものを使います。

 煙突の取り付け向きに注意します。私は当初、両方とも向きで取り付けてしまい、慌てて修正した次第です。

 艦尾、便所の取り付け
⇒ ヒケが見られるので修正したほうが良いでしょう。作例はそのままにしてしまいました。塗装色で悩みましたが、水平床面を白色塗装するのは、眩しくて実用的では無いと考え、軍艦色で塗装しました。

 通気筒の取り付け
⇒ このパーツはキットに付属していないので、「堅田/保津」のキットから調達します。

 
キットに付属している通気筒は、大戦中の形状をしています。

 支柱と補強材の再現
⇒ 艦橋構造物下部両舷の支柱材が省略しているので、極細プラ棒とランナーにて再現しました。

 錨鎖甲板の取り付け
キットのものをそのまま取り付けます。塗装色で悩みましたが、錨鎖甲板水平面は軍艦色グレーで塗装。錨を白色で塗りました。

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「勢多/比良1931」建造日記 6

皆さん、こんにちは。 

 第一船台にて建造中の砲艦「勢多/比良」も、建造工程が大詰めとなりました。キットのパーツ数は少なく、何にも考えないで組み立てれば直ぐに完成するキットですが、考証しながらだとかなり壁にぶち当たってしまい、建造ペースが落ちました。 さて、第一船台長の報告です。

 報告、今回の作業で一番悩んだのが15cm曲射砲です。これ、いろいろと調べてみましたが、結局わからない…。
どんな形状なのかも不明なので、以前ネービーヤード誌に掲載されたスクラッチの勢多型砲艦のものを参考に、ストックパーツを加工してそれらしくごまかしました。

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 小煙突の取り付け
⇒ キットパーツをそのまま取り付けました。

 13㎜連装機銃の取り付け
⇒ 13㎜連装機銃、少し大きめですがプラパーツではこんなものでしょう…。気になる人はファインモールドのナノドレッドに交換するのが良いでしょうが、金額がそれなりに掛かります。

 15cm曲射砲の製作と取り付け
⇒ 大砲の筒と測的所シールドを取り付けた感じです。詳細な形状が全く不明なため、大雑把にごまかしています。

 アンカーダビットの取り付け
錨鎖甲板上に錨が置かれているので、艦首側面には錨が付いていないと思われます。したがって、BOXアートは間違いかな?戦艦「三笠」のような感じで、このダビットで引き揚げているものと思います。

 錨鎖通し穴の製作
⇒ キットでは錨の鎖が通る穴が省略されています。ピンバイスで軽くさらいました。鎖も再現するか悩みましたが、省略することにしました。 穴の左右位置合わせに一苦労です。

 主砲の取り付け
⇒ やはり軍艦は主砲があるとないとでは、全く違った艦容になりますね。

 
河川砲艦の砲身の固定位置は、特徴的であり、ほぼ真上です。キットではこれで最大仰角で、妥協しました。もっと上にするには改造しないとダメですね。

 艦尾旗竿の取り付け
⇒ キットパーツをそのまま取り付けました。

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「勢多/比良1931」建造日記 7

皆さん、こんばんは。 

第一船台にて建造中の砲艦「勢多/比良」、ほぼ完成です。後は、細部塗装と艶整え作業を残すのみ!

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 後部マストの取り付けと塗装
⇒ マストの形状は複雑に再現されていますが、どうしてもプラパーツでは太めになってしまいます。個人的には許容範囲ですが、完成品を見るとやはりシャープさが感じられませんね。

 便所の給水配管?の再現
⇒ 実艦写真をみると、レールのようにも見えますが、便所用の洗浄水の給水配管ではないか?と思います。形状は四角?ので、角プラ棒にて再現。

 艦載艇の取り付けと塗装
艦載艇の取り付けは、従来のシリーズと違ったものです。結構位置決めが容易なため、個人的には評価が高い取り付け方法と感じました。タミヤの小艦艇シリーズの駆潜艇や掃海艇では、ボートダビットが省略されているのを考えれば、進化してますよね! 

 前部マストの取り付けと塗装
⇒ キット説明書ではトップヤードの塗装指示は白色ですが、この部分はマストが黒色なので、黒色が正解のようです。

 艦首、菊花紋章の取り付け
⇒ パーツは厚みがありすぎるので、薄く削りました。 

 探照灯、測距儀の再塗装
⇒ 当初、軍艦色グレー塗装しましたが、白色に変更しました。

 後部の小煙突の再塗装
⇒ 形状や煙突の高さが実艦と違うようですが、パーツのままです。当初白色塗装しましたが、黒色が正解のようです。

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「勢多/比良1931」建造日記 8

皆さん、こんばんは。

 第一船台にて建造中だった砲艦「勢多/比良1931」が、本日無事に竣工しました。 

 パーツ数は少なく、ただ素組みするならば半日くらいで製作できるものですが、こだわると奥が深いキットです。
 実艦がどちらかというとマイナー艦なので、資料もあまり出回っていないため、実像に迫るのは至難の技になります。
 そのためか?キットでもミスが目立つ内容となってしまっているのが残念ですが、こんなに小さい艦をウォーターラインシリーズのキット化とし、シリーズの拡充に努めているアオシマに拍手したい気持ちでいっぱいです。

 砲艦シリーズでは今後「宇治」が発売される予定で、大変楽しみです。

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 左舷の舷燈塗装
⇒ 舷燈のモールドがされているので、左舷の緑色と舷燈の光源を銀色で塗装しました。

 右舷の舷燈塗装
⇒ 舷燈のモールドがされているので、右舷の赤色と舷燈の光源を銀色で塗装しました。

 艦載艇の再塗装
⇒ 艦載艇の塗装を少しやり直しました。 

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なんだ…かんだ…と完成しました。ものすごく小さな艦ですので、塗装は一苦労しました。
でも、苦労しただけあって、出来上がりを見ると思わず微笑んでしまいました。

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