「DD-162てるづき」建造日記 1

 第三船台では、引き続き護衛艦の建造を行います。

 今回も建造艦を悩みましたが、戦後の日本に尽くしたオランダ坂護衛艦のあきづき型の製作をすることに決めました。
 前にも述べましたが、個人的には現在見られなくなった艦を模型で再現してみたいためです。
 それでは、第三船台長の報告です。
 
 報告、我が船台では「DD-162てるづき」の最終時仕様を建造します。
003_DD-162てるづき1985_00
 ピットロード、スカイウェーブの新シリーズ“栄光の護衛艦シリーズ”。長らくレジンキットで発売されていた、戦後の艦艇たちがプラキット化され始めました。

 艦名は、大戦中“防空駆逐艦”として活躍した秋月型駆逐艦を襲名。1番艦「DD-161あきづき」、2番艦「DD-162てるづき」の2隻のみ建造されたものですが、大戦中のものと同様の艦名が竣工順番となっています。この都度最新鋭の護衛艦に“あきづき”の名がついてますね。

 この頃の護衛艦はソビエト連邦の潜水艦の驚異から、対戦能力を重視していたことがうかがわれます。武装も現在の護衛艦より複雑で機械的なものなので、模型としては映えますね。

 このシリーズのキットはBOXアートが実艦写真なので、味気ないですが、資料としては役に立ちます。
 
003_DD-162てるづき1985_01
 艦首側面のヒケ修正
⇒ ピットロードキットのおきまり、一体成形の船体には必ずあるヒケです。今回はタミヤの光学パテを使って修正しました。

 艦橋構造物の製作
⇒ こちらもピットロードキットでは定番、側面板パーツを貼って再現する方法。繊細で詳細なモールドを施すためのパーツ割。組み立てが少し難しいのと、分割面が目立つのがマイナス面か?

 喫水板の取り付け
喫水板は船体と微妙に合わないので、船体に取り付けた後にヤスリで修正しました。
スポンサーサイト

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

「DD-162てるづき」建造日記 2

 皆さん、こんにちは。
 長らく停滞していた第三船台の「DD-162てるづき」の製作を少しだけ進めましたので、御報告します。
 …報告、我が「てるづき」は甲板と船体塗装を行いました。キットの“売り”である戦闘通路デカールを貼りましたが、当初の予想に反し、仕上がりは不満でした。筆塗りでやり直すかどうか...思案中...。
003_DD-162てるづき1985_02
 戦闘通路デカール貼り
⇒ デカールが大まかに分割されていますが、それでも細長いデカールの貼り付けは至難の技です。四苦八苦しましたが、2箇所のみ損傷してしまい、近似色でリタッチしています。このデカールの通路色は明るいグレーなので、甲板色との色合いが悪く、非常に通路自体が浮いてしまう印象を受けました。本来は甲板色と同色で、滑り止め加工されている関係から、甲板より暗く発色するものなのですが、これだと全く実艦性に欠けてしまいますね...。

 甲板塗装
⇒ ピットロード(PT)艦船カラーの海自艦艇甲板色を使用。

 航海艦橋天蓋の取り付け及び塗装
⇒ ランナーとの接続部分が天蓋パーツの縁であり、この縁の部分はR形状をしているため、ランナーから切り離しと切り離し後の修正が結構難しいです。

 
煙突の取り付け及び塗装
⇒ 煙突頂部のパーツ煙突本体と平行に接着できるかに気を配る必要があります。また、船体と煙突を取り付ける場合も同様です。

 喫水板の塗装
⇒ つや消しの黒色で塗装。

 船体の塗装
⇒ PT艦船カラーの海自艦艇船体色を使用。

 艦尾甲板パーツの補修
⇒ キットでは、艦尾甲板を別パーツ化して年次変化を再現できるようにしています。今回は最終時仕様としました。パーツが別となったため、側面にパーツ割目が目立つので、パテで修正しています。

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

「DD-162てるづき」建造日記 3

 皆さん、こんにちは。 

 さて、いっきに暖かい日が多くなりました。春ですかね~。でも今日は風が冷たく、気温が低い千葉です。

 我が造船所、建造工程は相変わらず停滞気味となっておりますが、本日も第三船台にて少し作業を実施しましたので、報告します。

 では、第三船台長の報告です。

 報告、我が「DD-162てるづき」は、前回の報告時にデカールによる戦闘通路再現に不満を表記しましたが、結局、戦闘通路の作業をやり直しました。せっかく貼ったデカールをためらうことなく剥がし...、筆塗りにて再現。通路内側の色彩は昔のPTキットで指定されていた米海軍艦艇の甲板色を使っています。最近のキットでは旧海軍の軍艦色に変更されているようですね。確かに、緑がかったグレー色なので、もう少し青みがかったグレーの方が実艦に近い感じがします。私はコレクションの統一性から、昔の指定色を使っていますが、デカールではあまりに通路色が明るいグレーなので再作業を行いました。やはり通路内側の色彩は甲板より暗くないとしっくりしません。凸モールドの白線の筆塗りに苦労しますが、何とか見られる程度にはなりました。

003_DD-162てるづき1985_03
 主砲塔を取り付けましたが、この砲塔、個人的に形状がカッコいいと感じます。砲身も長大で迫力がありますね。軍艦はやはり主砲のインパクトが大なので、大変気に入りました。砲塔の配置は旧日本海軍の艦隊型駆逐艦と同じ前に1基、後ろに背負い式で2基です。 また、煙突も前部は控えめですが誘導煙突。魚雷発射管と予備魚雷は旧海軍の方が見栄えするなぁ...なんて楽しみました。

 …この頃の船には、まだ旧海軍の面影が少し残っていて面白いですね。全体的な形状や機器の性能は、米軍の技術の引用のようですがね。

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

「DD-162てるづき」建造日記 4

皆さん、こんばんは。 

 “春の嵐”をもたらす低気圧が近づく、千葉です。少し前には「爆弾低気圧」なんて言葉がありましたが、風による被害が予想されるようですね。 困ったものです...。 

 さて、本日も少しだけ作業しましたので、報告します。では、第三船台長の報告です。
 報告...、我が「てるづき」は艤装工事を実施中。

003_DD-162てるづき1985_04
↑  艦橋天蓋は、箱の実艦写真とにらめっこし、塗装修正を行いました。こういう時は実写真が役に立ちます。

003_DD-162てるづき1985_05
 主錨の取り付け
→ 主錨は大戦中のドイツ艦のように錨鎖甲板まで引き上げるタイプのようです。主錨の収納方法ってどの方式が一番良いのでしょうかね?旧海軍では重巡のように船体側面に凹み(アンカーリセス)を設けて収納させたり、ベルマウスでそのまま収納したりしてましたが・・・。

 ロケットランチャーの取り付け
→ 正式名は“71式ボフォースロケットランチャー”と言うらしい。いわゆる対潜水艦用の攻撃兵器で、375㎜の爆雷を海中に投射する。和名は“375㎜4連装対潜迫撃砲”。

 50口径3インチ連装速射砲の取り付け
→ 毎分45発が撃てる砲で12人の人員で操作するもの。米国のMk33を国産化したもの。

 Mk-57射撃指揮装置の取り付け
→ 整形不良で左右パーツにズレがあります。 

003_DD-162てるづき1985_06
 後部煙突の蒸気捨て管の取り付け
→ 整形不良で断面がいびつな円形となっています。そのため、甲板面の取り付け部分に上手く入りませんでした。

 Mk-57射撃指揮装置の取り付け
→  同様。

 3インチ装填演習砲の取り付け
→ 最初、ダビットかと思いました。

 50口径3インチ連装速射砲の取り付け
→ こちらは風波防止の盾なしです。

 3連装短魚雷発射管台座取り付け
→ 台座は別パーツとなっていて、竣工時と最終時の作り分けに対応しています。

 舷梯の取り付け
→ 箱の写真では確認できなかったのですが、取り付けました。

 プロペラガード
→ 取り付け位置は説明書に詳細な記載があり親切です。

 VDS曳航具の製作と取り付け
→ 竣工当時と大きく変わった部分なので、甲板ごと別パーツ化しています。機雷探知機を任意の海中深度で曳航して機雷探知を行う掃海器具。



艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

「DD-162てるづき」建造日記 5

 皆さん、おはようございます。 
 本日は、第3船台長の報告です。
 報告、我が「てるづき」は、完成度70%ほどでしょうか?兵器の搭載、艦載艇の装備も終了し、あとはマストの製作となります。
 前部マストは上部の構造が実艦と異なることに気がつきました。確か護衛艦「むらさめ」を製作した時も同様に修正したと思いますが、中段より上部は主柱が4つではなく3つで断面となっており、三角柱の形状をしています。これを再現するためにプラ棒にて修正予定です。 

003_DD-162てるづき1985_07 
 艦首旗ざおの製作
⇒ 艦首の旗ざおパーツは、Aパーツとなっていて艦尾の旗ざおと別になっています。これは、武装をまとめたBパーツには旗ざおが1つしかないため、補充するためのものと推測します。このAパーツの旗ざお、私が購入したものでは整形不良で左右がかなりズレており、修正不能と判断してプラ棒で新規に作り直しました。

 1番砲塔上のデカール貼り
⇒ 竣工してしばらくは、第一砲塔上に艦番号が描かれていたようです。しかし、このデカール少し大きいので貼るのが大変でした。“6”の部分は構造物が重なるので切り込みを入れています。
⇒ ちなみに作例時はこの表記がなかったのですが、個人的なこのみで表記しました。コレクションでは個艦の識別が容易なようにするためです。

 
艦載艇の取り付け
⇒ 内火艇は米軍が使用していたものと同じパーツのようです。カッターは旧日本海軍のものと同様のよう...、詳細な資料を持ち合わせていないので、キットの形状から判断しているだけですが...。

 ボートダビットの取り付け
⇒ 整形時のパーティングラインを削るのが大変です。

 予備魚雷運搬ダビットの取り付け
 たぶん、魚雷用のダビットと思います。取り付けは角度がよく分からないので注意が必要。外箱の裏面塗装図を参考にすると良いでしょう。
    
003_DD-162てるづき1985_08
 後部マストの取り付け
 後部マストはトラス構造が抜けていないので、塗り分けで再現しました。ここはエッチングが映えますかね?

 短魚雷発射管取り付け
 艦中央の魚雷と違い追尾魚雷といわれるもので、目標を追尾する優れもの。技術の進歩とは恐ろしいものですね。これは、竣工時では装備していませんだした。

 艦尾旗ざおの取り付け
 このパーツは武装パーツに付属するもので、左右のズレはほとんど見られなかったため、そのまま使用しています。

003_DD-162てるづき1985_09
 前部マストの製作
⇒ 冒頭でも言いましたが、この部分の形状が実艦と異なっています。主柱は4つでなく3つとなります。
 左右のパーツ貼り合わせは取り付けダボを削らないと上手く貼り合わせができません。

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

「DD-162てるづき」建造日記 6

 皆さん、こんにちは。 
 第三船台にて建造中のてるづきは、最終作業に入りました。
 では、第三船台長の報告です。 
 報告、我が「てるづき」は前部マスト上部の形状修正を実施中です。
003_DD-162てるづき1985_10
 現在の状態。ほぼ完成していますが、前部マスト上のレーダー類は未装備です。 
 
003_DD-162てるづき1985_11
 前部マストの修正 (その1)
⇒ 前部マストは実艦の形状に合わせ中段から上部を作り直しました。少し違う部分もありますが、キットパーツを生かした修正ですので、これで妥協です。 

003_DD-162てるづき1985_12
 前部マストの修正(その2)
⇒ マストの後部はトラスが省略されていて筒抜け状態だったため、プラ棒でトラスを再現しました。

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

「DD-162てるづき」建造日記 7

 皆さん、こんにちは。 
 さて、我が第三船台にて建造中の護衛艦「てるづき」...もちろん初代のものです...、ほぼ完成しました。あとは、舷側の艦名デカールを貼れば完成かな?
 では、第三船台長の報告です。
 報告、我が「てるづき」、前部マストの塗装、レーダー類の搭載、救命筏の取り付けを実施しました。 

003_DD-162てるづき1985_13
 救命筏の取り付け
⇒ 旧タイプの救命筏と新式の膨張式救命筏を取り付けました。旧タイプは米軍の第二次世界大戦時の艦艇ではおなじみのもの。新式は現在の護衛艦でおなじみのものです。ちょうど、新旧入れ替わりの時期で両方を装備していたようですね。
 新タイプのものは、パーツを加工し、取り付けを斜めにする必要があって少し面倒でした。
 旧タイプの筏を取り付ける脚のパーツを接着する際、艦橋構造物側面の凹モールドが窓でなく、脚の取り付けガイドだったことに初めて気が付き愕然としました。スミイレまでしてしまったのに...。 

 
レーダー類の取り付けと前部マスト塗装
⇒ 大きいレーダーは対空レーダーでOPS-1というらしい。小さい方は対水上レーダーでOPS-5というもの。モールドがあまり良くないので、エッチングに交換したくなるところですね。
 ピットロードの製品は、相変わらず癖があってパーツ整形には苦労させられるものが多いです。レジンキットのプラ版といった感じの製品が多いかな?このように考えるとトランペッター製のキットのほうがパーツ成形が良いです。でも、海外製の製品は何となくピットロード独特の雰囲気が製品に感じられないのは、やはり金型製作が海外だからかな?同じピットロードの設計なのに...。

003_DD-162てるづき1985_14
 対空レーダー取り付け位置の変更
⇒ 取り付けの際、対空レーダーはキット指定位置だと工作したマスト支柱に干渉するため、取り付け穴をプラ棒で塞ぎ、艦首側にずらして接着しました。
 
 探照燈の取り付け
⇒ 特にコメントなし。

003_DD-162てるづき1985_15
↑ 前部マストの修正に苦労させられましたが、こんな感じです。キットパーツより実艦に近くなったかな?



艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

「DD-162てるづき」建造日記 8

皆さん、こんばんは。

 
あっ...という間に5月も半ば...。私的な用事が多かったことにより建造が停滞中でしたが、何とか、今日護衛艦「DD-162てるづき」が完成しました。 では、第三船台長の報告です。

 報告、我が船台にて建造中だった海上自衛隊護衛艦「DD-162てるづき(1985)」が無事に完成しました。
今回は、キットの売りであった戦闘通路デカールを使用したものの、甲板色との釣合いが取れずに泣く泣く剥がしたという“負の印象”がありましたが、この時代の護衛艦は今のステルス性のデザインよりカッコいいと感じます。

 
ピットロード(PT)のキットは繊細なモールドが売りでしたが、最近はフジミの台頭により目立たなくなってしまいました。それでも、PTのモールドはメリハリの利いたもので、フジミの詳細な再現とは違った立体感を持たせています。人によってはこの強調過ぎるモールド表現を嫌うようですが、私は縮尺モデルはデフォルメするべきと考えますので、この表現はこれで大好きです。願わくば、パーツの成形がもう少し良ければ...と思いますね。

003_DD-162てるづき1985_16
 艦番号のデカール貼り
⇒ 左右の舷側面が同じように貼るのに苦労します。

 艦名デカール貼り
⇒ 作例の年代では必要ないものですが、コレクション性を重視して再現しています。
 艦尾の旭日旗再現
⇒ ウォーターラインシリーズの余剰シールを流用して再現しました。キット付属のデカールは経年劣化が早いので、あえて使用しませんでした。旗を結ぶ綱を0.2ミリの真鍮線で再現しています。

003_DD-162てるづき1985_17
 艦尾の艦名デカール貼り
⇒ 艦尾のデカール貼り。特に難しいことはありません。
 
003_DD-162てるづき1985_18
 どうでしょうか? 我が造船所では護衛艦「DD-107むらさめ」の次に完成した“昭和の護衛艦”です。 



艦船(模型・プラモデル) ブログランキングへ

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

アクセスカウンター
プロフィール
軍艦をこよなく愛する中年男子ですが、戦争は嫌いです。

軍艦大好き

Author:軍艦大好き

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR