「陸奥1941」建造日記 1

 皆さん、こんにちは。

 関東から東北では、寒気の影響で涼しい日々が続いてましたが、それも今日あたりで最後のようです。 山形では豪雨で被害も出てるようで、まったく、最近の気象は変化が激しく怖いものです。

 さて、第4船台では何を建造しようか...悩んだあげく、すでに発売より13年の月日が経ち、古参キットになってしまったアオシマの新版「陸奥」を建造することにしました。

 今ではあたり前?となったアオシマの自社製品リニューアルのハシリとなったのがこの「陸奥」と「長門」のリニューアルキットの発売でした。アオシマのリニューアルは、この長門型戦艦の成功が今日まで新製品を積極的に発売しているきっかけとなったものと個人的に思っています。長門型戦艦は、アオシマのウォーターラインシリーズ担当艦では“高雄型重巡”と並びメジャーな艦で、売り上げの主力ということでリニューアルが成功することがその後のアオシマの艦船模型に対する姿勢に大きく影響したはずです。

 今、改めてキット内容を見ると、昔のキットパーツ割りで、パーツ数が少なく気軽に製作できる良いキットと感じます。

 長門型戦艦は、その後もキットの一部を改良してリテイク版が発売されていますが、「長門」が色々なバリエーション発売されているのと対象に、「陸奥」は対空兵装強化前に謎の爆沈をしてしまったためか?人気が無い?ために発売製品が少ないですね。バリエーションキットとして、唯一、1943年の柱島停泊時のものが発売されたのみでした。

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 まずは、ボックスアート。定番の構図ですが軍艦が最も勇ましくみえる構図だと思います。後ろには戦艦「山城」と伊勢型戦艦も併走しています。波の迫力と空の奥行き感もバッチリ決まった、上田画伯の良い作品ですね~。

 「陸奥」は戦前および戦中の国民に最も知られた戦艦だったとのこと。軍縮条約で廃艦に追い込む米英と必死に廃艦を阻止した日本とのやりとりでようやく認められた軍艦でした。でも、そんな大切な軍艦も瀬戸内海で謎の爆沈とは...、悲しいですね。

 「陸奥」が建造された当時は戦艦の存在が国の威信を示すものだったので、40.6センチの世界最強の口径(長門型以外にも米国で3隻、英国で2隻の40.6㎝口径の主砲搭載戦艦を保有)を持つ長門型戦艦の存在は、小国日本にとっていかに重要なことだったかがわかります。また、大口径の主砲のみでなく、竣工当時は高速戦艦としての俊足も持ち合わせていた超一流の戦艦でした。残念なことに、その後の近代化改装において機関改装が行われなかったため、太平洋戦争では鈍足で活躍できなかったのは周知のとおりです。30ノットが発揮できる改装をしていればなぁ~。

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 キット内容は、現在の新キットの凝ったパーツに比べるといたってシンプル。これぞ私が望む“気軽に楽しむ”といったキットです。この頃のアオシマは作り安さにこだわって開発していたように感じますが、最近のキットではフジミの特シリーズの台頭とモデラーの精密指向のため、パーツ割りが凝りすぎて組み立てが難しい感じを受けます。船体パーツも当時左右分割が流行っていたのですが、ウォーターラインシリーズではタミヤ、ハセガワが早々と流行りに乗ったにもかかわらず、最後まで一体成形にこだわりました。確か...アオシマが左右分割にしたのは空母「蒼龍」のリニューアルからだったかな?

 艦首甲板パーツ 
⇒ 
現在の「長門」リテイク版では甲板パーツが船体と別で、甲板パーツは艦首から艦尾まで一体成形ですが、リニューアル版の初版のものは艦首甲板が別パーツで、その他は船体と甲板が一体成形のものでした。キットの泣き所の一つがこの甲板の分割ラインで整形が難しいため、よく指摘されます。

 探照燈台座
 
このパーツ、初版ではトラス構造が抜けていませんでしたが、リテイク版ではキチンと抜けています。スライド金型の恩恵か?

 また、主砲砲身が細めなのがこのキットの二つ目の泣き所。まるで重巡の砲身のような細さです。今回改めてみましたが、やはり少し細すぎますね。

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「陸奥1941」建造日記 2

皆さん、こんにちは。 

 八月も終盤にさしかかりましたが、今年の夏も異常気象ですね。暑さは凄く、局地的な豪雨は災害を拡大させています。特に、震災復興中の北日本をいじめた豪雨には、正直言って腹が立ちました。
 今後も、気象変動が大きくなる時期に入ったようなので、天災には注意が必要です。

 さて、我が造船所も暑さのために建造意欲が停滞気味。それでも、第四船台が少し進みましたので報告します。

 報告、我が第四船台にて建造中の戦艦「陸奥」は、甲板構造物の塗装に入りました。
 毎度ながら...、戦艦の甲板構造物塗装は精神的な苦痛が続きます。私の場合、木甲板はエアブラシ塗装ですが、構造物はすべて筆塗り。最近集中力が減退し、結構苦労する作業になりました。

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↑ 船体は、我が造船所指定の戦艦塗装色、佐世保工廠グレーで塗装しました。甲板はタン色で塗装。甲板構造物の筆塗り中で、まだ作業は完成していません。
 艦首の鎖の下は鉄甲板だったのですが、モールドがハッキリしていないために塗装境が曖昧です。もう少しモールドでキチンと再現して欲しい部分ですね。

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↑ 航空機作業甲板は、船体と別パーツになっており、航空機の移動軌条は古いキット故、太くてしっかりしたモールドです。これがかえって修正作業には好都合で、キットパーツでは僚艦「長門」を再現していますが、艦首よりの先端を「陸奥」仕様に変更しました。「長門」と「陸奥」の違いでは有名な部分です。

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↑ 主砲は塗装した状態ですが、細部の修正塗装は未作業です。砲身がわずかに細いため、40.6㎝砲の威容に欠けてしまうのが残念です。砲身基部の防水布は角ばり過ぎるため、角を少し削っています。

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「陸奥1941」建造日記 3

皆さん、こんばんは。

 台風が去って、なんだか急に寒くなってきた千葉県北西部ですが、いかがお過ごしでしょうか?

 さて、本日は、第四船台の「陸奥」の作業を少し進めましたので、ご報告します。

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↑ 画像では、筆塗り塗装の努力がほとんどわからないのが大変残念なのですが、甲板上の構造物の筆塗りに忙殺...。

 …やっと納得できるレベルとなりました。最上甲板も併せて作業しました。

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「陸奥1941」建造日記 4

 皆さん、こんばんは。

 久々の第四船台長の報告です。

 報告、我が船台の「陸奥」は、前楼基部の取り付けを実施しました。

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 艦底板の塗装
 艦底板の塗装を実施。艦底板と船体のパーツの合いは少し不良...。 修正作業はしていません。

 第二および第三砲塔基部パーツの製作
→ 
砲塔は旋回可能なようにゴム管を砲塔ダボにかませる構造となっています。これを最初に発案したのはタミヤの「大和」でしたね。本キットでは、ゴム管とダボの合いが悪く、ほとんど抵抗がないために砲塔は簡単に旋回してしまいます。…もう少し、タイトな合いで抵抗があると良いのですが…。 

 前楼基部の製作
 
長門型特有の複雑な前楼を下から再現していきます! 
 
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甲板構造物の塗装はほぼ完成状態です。 一昔前のキットなので、甲板構造物も簡素ですが、それでもだいぶ苦労しました...。 

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「陸奥1941」建造日記 5

 皆さん、こんばんは。 

 厳しい寒さが続いていますが、体調管理はいかがでしょうか?私はそろそろ花粉症の症状が出始めています。 

 本日は、第四船台長の報告です。

 報告...、我が船台にて建造中の「陸奥」は、艦橋構造物の製作中。

 太平洋戦争に参加した旧日本海軍の戦艦は12隻でしたが、昭和に建造された大和型 2隻を除く10隻の戦艦はすべて大正や明治に建造された旧式艦です。この10隻の旧式戦艦の中で、最も重圧でバランスが良い前楼を持つのが長門型戦艦と思っています。したがって、この前楼を丁寧に製作するのが本艦のポイントとなります。
 
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↑ 全体的にはこん感じに仕上がってます。甲板は、恒例の汚し塗装でインパクトを付けました。


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 航海艦橋部の窓、墨入れ
 操舵室の窓は墨入れしてモールドを際立てます。 

 指令塔
⇒ 
この部分のパーツ割りラインが目立ちますが、今回はスルーします。

 副砲予備指揮所
 
同型艦「長門」ではガラス張りの部分。「陸奥」では長門より大きな窓枠のみで吹き抜けとなっていて、実艦ではキャンバスで覆われていることが多いようです。床面がリノリウム張りか?鉄張りか?で悩みましたが、リノリウム張りとしました。

 見張り予備指揮所
⇒ 
手持ち資料によると、一段低い艦首方向の機銃座は現存する写真よりリノリウム張りの床と判明していますが、艦尾方向の一段高い部分の床面は不明のようです。資料ではリノリウム張りとしていましたが、私も同感なのでリノリウム塗装で再現しました。細部の塗装は未実施なので、御了承を...。 

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「陸奥1941」建造日記 6

皆さん、こんばんは。

 久しぶりの建造日記となってしまいましたが、お元気でしょうか? 

 三月に入り、“三寒四温”の日々が続く千葉県北西部ですが、我が職場では異例の降雪を記録した先日の後遺症で、結構大変な日々を過ごしております。やはり、千葉県は積雪なんて予想外なので、困るんですよね...。 

 …ということで、仕事が忙しかったのを言い訳として、ブログの更新は滞っていました。

 第四船台長の報告です。 

 報告、我が「陸奥」は、艦橋構造物の建造中です。今回は“見張り指揮所”の細部塗装と“主砲前部予備指揮所”の取り付けを行いました。

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 支柱の取り付け
 
長門型独特の主柱を囲む6本の支柱構造を適度に現したものです。キットではほとんど目立たない最前部の2本はモールドによる再現で、中部及び後部の4本をパーツにて再現しています。

 60㎝探照燈の取り付け
 
少し大きいですが、シリーズ共通の武装パーツを利用するように指定されています。

 副砲予備指揮所窓枠の再現
 
僚艦「長門」との違いを最もアピールできる部分なので、苦労しましたが、プラ角棒で再現しました。平時は吹き抜けなのでキャンパス張りとなっています。

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 主砲の予備用4.5m測距儀の取り付け
⇒ 主砲前部予備指揮所には前楼トップの10m測距儀が損傷した場合に備えて、予備測距儀があります。通常はこの測距儀で副砲の測距を行っていた可能性が高いそうです。パーツ形状はそこそこですが、測距儀のアームが少し太いかなぁ?と感じます。

 25㎜連装機銃の取り付け
⇒ キットパーツは使用せず、ピットロード社の艦船装備セット(旧タイプ)を使用しています。我が造船所では、このパーツ使用が規定です。

 1.5m測距儀の取り付け
⇒ 
この測距儀は見方艦との距離を測定するためのものということです。

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「陸奥1941」建造日記 7

 皆さん、こんばんは。 

 本日は、第四船台長の報告です。

 報告、我が「陸奥1941」は、船体の舷外消磁電路の取り付け、煙突と周囲の探照燈トラス構造台座の取り付けを行いました。

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 船体に舷外消磁電路の取り付け
 
米軍や英軍なども開戦当時には装備していましたが、その後の技術進歩により磁気機雷対処法が変更になったのか?、艦内装備になったのか?は資料不足でわかりませんが、舷外電路は撤去されています。つまり、旧日本海軍は技術進歩が無かったため、終戦時近くまで多くの艦艇で装備していたのです。ただ、一概にはそうとも言えず…、航空戦艦の伊勢型は戦艦時代の舷外電路を撤去しているようであり、空母「天城」、「葛城」や軽巡「大淀」なども舷外電路が見られないので技術進歩によるものかもしれませんね。

 少し話がそれましたが、とにかく戦時中の旧日本海軍艦艇には特徴的な装備なので、なるべく再現したいものです。我が造船所では恒例の0.25㎜×0.5㎜のプラ角棒にて再現。スケール的にはやや大バー気味ですが、戦艦サイズではこのデフォルメもしっくりきます。

 装備形状には結構苦労しましたが、詳細な装備位置形状を省略して大まかには実艦に忠実に再現するようにしました。手本は学研の歴史群像シリーズの1/200の精密模型「陸奥」です。


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 煙突の取り付け
 
左右張り合わせパーツによる再現で、リテイク版の「長門」では蒸気捨管が別パーツになり、より立体的な再現が可能となっていますが、初期版の本キットでは煙突にモールドされた表現となっています。煙突には防熱板が装備されており、この形状で艦首尾方向がわかりますので、前後を間違わないように取り付けましょう。

 探照燈トラス構造台座の取り付け
 
トラス構造のものなので、本来は貫けていないといけない部分はモールドにて再現されています。塗装にて再現するつもりですが、この部分、リテイク版ではキチンと抜けています。精密さを求めるには絶好の場所なので、こだわるならばこの部分を作りこむと出来映えが、ぐ~んと良くなると思います。パーツは左右のトラスと艦首側のパーツを取り付ける構造ですが、少しパーツ同士の固定角度が曖昧なので、船体に仮組みしながら固定すると良いと思います。

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「陸奥1941」建造日記 8

 皆さん、こんばんは。

 久しぶりの建造日記となってしまいました。

 皆さんもご存じのとおり...、4月9日よりPCのOSソフト“windowsXP”がその役目を終えたため、我がHPもその対応に追われていました。事前から解っていたことですが、ズルズルと対応が遅れてしまい…やっと更新できる環境が整いました。

 では、第四船台長の報告です。

 報告、我が船台の「陸奥1941」は上部構造物の建造中です。

  
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 戦闘艦橋
⇒ 文字通り戦闘時に使用する艦橋で、光学機器を駆使して戦闘を行うために最も高い位置にあります。米英の新型戦艦では電子機器の採用により艦橋位置は低く抑えられていましたが、日本の戦艦は旧式タイプが多かったことと、電子機器の発達が遅れたために光学機器による戦闘に頼るしかなかったことから、艦橋がある前楼は複雑で背高いものとなり、これが独特の魅力でもあります。

 方位盤照準装置および戦闘作戦室
⇒ 戦闘艦橋は上下二つのパーツで構成されています。上部パーツは戦闘作戦室天蓋と方位照準装置が一体成型されたパーツとなります。
 
 測的所
 ヤードは「陸奥」では水平、同型艦の「長門」ではやや上向きのようで、2艦で違いがあります。 

 探照灯台座
 片舷3個の探照灯を装備しているため、中央部が一段高くなった構造になっています。キットパーツではブルワーク表現ですが、この部分は手すりなので、キャンパス張り表現とするのが正解です。

 煮炊き室煙突
 キットパーツでは蒸気捨て管や小煙突類が大幅に省略されています。作例では煮炊き用の小煙突がキットパーツでは1つのみ再現されたものを削り、キット同封の武装パーツセットから新たに調達し両舷とも取り付けました。

 高射装置指揮所
 
長門型戦艦の高射装置は94式ですが、測距儀が別々となっています。高角砲をコントロールする指揮所です。

 高角砲装填演習装置
 
高角砲兵員が砲弾を装填する練習を行うためのものです。 

 
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 25㎜連装機銃台座支柱
⇒ キットパーツではこの部分の支柱が省略されています。プラ丸棒で再現しました。

 煙突後部25㎜連装機銃台座
⇒ このパーツ、煙突の取り付け位置と機銃座支柱との合いがあまり良くないので、取り付けに苦労させられました。取り付ける際には水平や垂直に注意しましょう。

 後部艦橋基部
まだゲートからの切り出し整形と細部塗装を未実施です。

 鋳物工場および消毒室天蓋
⇒ 特に問題なし。中央のモールドは天窓となります。

 呉式二号三型射出機
 
パーツは厳密にいうと呉式二号五型射出機で、三型とはちがうのですが、それほど違いがないので代用で問題ないと考えます。滑走面左右にプラ角棒で縁を再現しました。また、左側側面のトラスモールドに成型抜き跡が残っていてモールドが消えているので、伸ばしランナーでトラスを再現しました。

ちなみに実艦ではこの射出機は先端の一部が折れ上がり、狭い場所でも旋回可能になっています。
 

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「陸奥1941」建造日記 9

 皆さん、こんばんは。

 
  さて、本日は久しぶりの建造日記です。 いろいろと私的な用事が多かったので…と言い訳して、建造中の大型艦「陸奥1941」を少しだけ進めましたので、ご報告します。では、第四船台長の報告です。

 
 報告、我が戦艦「陸奥1941」は、後楼のトップヤードの取り付けや、中段の展開ヤードがほとんど省略されているのでプラ棒で追加工作しました。

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 画面は昔制作した一番艦「長門」とのツーショット。今回後部マストトップの制作にあたり、「長門」のものを参考にしました。「長門」では真鍮線を使いましたが、「陸奥」ではプラ棒で制作しました。省略やディティールアップも同じように仕上げます。

 なお、「長門」も1941年仕様ですが前楼トップの指揮所を間違って白色塗装しています。これは、翌年からの塗装です。また、前楼の各甲板のリノリウム塗装は「陸奥」が正しく、「長門」は余計な部分まで塗装してしまっています。


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 12.7㎝連装高角砲取り付け
 定番のキット同封である武装パーツセット(リニューアルセット)を使用。砲身のシャープさは定評ですが、波風避けの楯の形状が不良なのは有名な話です。

 煙突前の探照灯台および座取り付け取り付け
 
キット説明書でも付属の武装パーツを使用するように指示されています。探照灯は前後が分かりにくいですが、レンズ面が平面の部分が前部となり、凸面となっているほうが後ろとなります。

 デリック取り付け
 
艦載艇の上げ下ろしに使うものです。いつも、棒状のデリックアームの固定位置で悩みます。

 前部14インチ単装副砲の取り付け
 戦艦のシリーズで最も古い金剛型の場合、砲の台座が船体にモールドされていましたが、このキットでは台座と砲が一体成型されていて、こちらの方が取り付けがスムーズです。長門型では上下二段に配備されたもので、下段最前部は近代改装で撤去され、「陸奥」では舷外側面と均一に成型されていますが、「長門」では撤去跡が残っています。キットではそれぞれ専用パーツを入れて違いをきちんと表しています。

 ブルワークと外舷通路パーツ
 取り付けを忘れていました…。一部未塗装です。

 後部14インチ探単装副砲の取り付け
砲身基部の防水キャンバスは白色塗装すると映えます。昔はこの部分、キャンバス色であるややクリーム色っぽい色彩で塗装していましたが、縮尺が小さいだけに白色のほうが出来上がった時の見映えが良いと思います。


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 副砲予備指揮所全面の丸窓の再現
⇒ この部分、同型艦「長門」と違う部分です。「長門」では2つ、「陸奥」では4つとなりますので、きちんと再現したいものです。残念ながら、キットでは再現されていないので、ピンバイスにて再現しています。


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 後部マストの制作
 後部マスト制作は今回の作業の要です。この部分は同型艦「長門」と異なる部分の中でも最も目立つ部分の一つであり、模型製作のポイントにもなります。

 しかし、キットでは残念ながらこの部分の「長門」との違いを再現していません。これは、ケーブル展開用のヤードの形状が長門型独特の複雑な形状をしているために、パーツとして再現できなかったためと推測します。…であれば、プラ棒にて再現してみましょう~。 トップマストはキットパーツ化されているため、そのまま使用すると画面のようにバランスが多少崩れますので、こだわるならば、トップマストもプラ棒や真鍮線をつかって再現されると良いと思います。

 後部、水偵吊り上げ用クレーンの取り付け
 通常、航行中には収納されている(甲板上に横たえている)もので、作例のように立ち上がっていないのですが、模型としてはこちらの方が栄えるため、キットパーツのまま取り付けました。クレーンアームのトラス構造が映える用、モールドにスミイレしています。 

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「陸奥1941」建造日記 10

皆さん、こんばんは。 

 久しぶり…(最近常例化している)の建造報告です。

 本日は建造工程が追い込みの戦艦「陸奥」の報告です。では、第四船台長の報告です。

 報告、我が船台で建造中の「陸奥」は、艦載艇と艦載機の制作に入りました。  

 まずは、艦載艇。キット同封の艦船装備セットからチョイスします。艦載艇も今ではいろんなアフターパーツが存在するので、予算とこだわりで自分好みのパーツを選択することができます。その昔はキットパーツとピットロードの艦船装備セット(旧タイプ)のみだったのですが、ウォーターラインシリーズで艦船装備武装パーツセットを新規に開発(現在のキット同封の装備セット)して付属したことによりシリーズの装備品の品質は格段に向上しました。その後、ピットロードが発売する装備セットにバリエーションが増え、ファインモールドからナノドレッドシリーズが発売されると、ピットロードも対抗して新装備セットを発売しています。  

 WLでは、装備セットのリニューアルはされていないため、最近の新キットではシリーズの艦船装備セットを使わず、キット内容で新規に開発したりしているので、シリーズ共通の装備セットの存在が薄れています。確かに、モールドがあっさりしていて、現在のモデラーには物足らない部品とは思いますが、私はいまだに好んで使用しています。コストパフォーマンスの点からは、使用せざる負えない状況なんですよねぇ~。

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 艦首菊花紋章の取り付け
⇒ キット付属の艦船装備セットから調達。説明書での指示通りです。塗装はタミヤのエナメル塗料「チタンゴールド」を使用。

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 方位探知器の取り付け
 キット付属の武装パーツを加工して取り付けました。この部分、キットでは省略されていますが実艦では装備されていて、結構目立つので再現してみました。塗装は未塗装です。

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 煙突周りの機銃装備
 25㎜連装機銃の制作。ピットロードの旧シリーズ艦船装備セットを使用。

 艦載艇の装備
⇒ 
内火艇、内火ランチ、水雷艇の制作。ランチ(画面の中央)は帆のモールドを強調するために、タミヤのエナメル塗料の黒色にて墨入れしました。通常はエナメル黒色にて墨入れするのですが、この部分は控え目に表現したかったので、タミヤから発売されているスミイレ専用の塗料を使いました。薄っすら着く塗料が何とも上品でリアルです。

 媒介捨管
 
簡単に言ってしまえば、ゴミ捨てのための管です。キットではきちんとパーツ化していますが、僚艦「長門」と同じものなので、どちらかが実艦と異なる可能性があります。

 カッターの搭載
 このパーツ、仕上がりのワンポイントとなるので、丁寧に塗装したいところですが、結構塗装で苦労します。

 Y型ボートダビットの制作
 
キットパーツでは、再現されていないため、フルスクラッチしてみました。航行時では甲板上に展開していないため、わざわざ再現する必要も無いとの意見もあるようですが、あえて再現してみました。 塗装は未了です。

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「陸奥1941」建造日記 11

 皆さん、こんばんは。 

 長らく第四船台にて建造中だったアオシマ製の戦艦「陸奥1941」が、無事に竣工しました。

 最近は本当に建造が長引いて、制作意欲が湧かない日が多くなりました。それでも、ゆっくりじっくり製作できれば良いと思います。

 長門型戦艦は大和型が建造されるまでの長い間、日本国民の誇りとして外交上でも活躍した戦艦です。どうしても一番艦の「長門」が有名で二番艦の「陸奥」は人気がないようですが、謎の爆沈が影響しているのでしょうかね…。

 そんなこんなで…、完成した「陸奥」を見ると、重圧で旧式な戦艦形状が魅力的に感じられます。

 では、第四船台長の報告です。

 報告、我が船台の「陸奥」が無事に竣工しました。今回は昔のキットの作りやすさを楽しむことが前提で、それなりに楽しめました。このころのキットパーツは、なんだか“真面目”で素直な感じがします。

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 艦載機の製作
⇒ 艦載機は開戦当時最新鋭機だった零式水上観測機を選択しました。実際は前型の95式を搭載していた可能性が高いと思いますが、開戦時の最強軍艦だったので、最優先で搭載された可能性も考えられます。しかも、塗装は実機で確認されていない明灰色を再現してみました。大戦初期はこの色で塗られた可能性が考えられるようです。

⇒ パーツは、キット付属の装備セットのものを使用。プロペラや主翼間の支柱が省略されていますが、この縮尺では当然かなと思います。 ちなみに日の丸デカールは、ストックのピットロードのものを使っています。軽くスミ入れしましたが、ほとんどモールドに残りませんでした。

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 艦首旗竿の取り付け
⇒ 
キットパーツを使用するつもりでしたが、艦尾のパーツが成型不良であったため、プラ丸棒に変更しました。強度を持たせるならば、真鍮線がおすすめです。

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 艦尾旗竿の取り付け
 先端から1/3程度のところで成型不良によりズレが生じています。初めは、やすりで成型して対応しようと考えましたが、成型作業中にズレ部分より破断してしまいました。 

 仕方なく、プラ丸棒に変更しましたが、もともとのパーツはかなり太いので、変更した方が仕上がりはシャープになります。

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  どうでしょうか?長門型戦艦2番艦「陸奥」の開戦時仕様です。当時はまだ、航空機の脅威を深刻に受け止めていないため、本来の戦艦容姿でまとめられているすっきりとしたデザインです。「陸奥」は対空機銃の増備が強化されたレイテ沖海戦前に爆沈したため、それほど艦容の変化は楽しめませんが、「長門」のように終戦直前の姿にならなかっただけ幸せだった気がします。 

004_mutu1941_27.jpg
 戦艦「陸奥」の1/700プラキットは、このアオシマ製のほかにフジミのキットがあり、こちらは開発が新しいだけに精密な出来上がりということです。ただし、製作はアオシマ製より難しいので良く考えて選択するべきでしょう。

 本キットの製作ポイントは省略が目立つ後部マストトップを再現することです。これをするかしないかで出来上がりは大きな差が生まれることでしょう。

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