「赤城1942」建造日記 1

皆さん、こんばんは。

 今日も暑かったですねぇ~。アブラゼミやミンミンゼミが最盛期を迎えています。我が家の前の庭木では、蝉取りのヒヨドリが舞っています。こいつら、逃げる蝉を空中でうまく銜えます。蝉といえば、土壌の乾燥化が進み、子供の頃には一番最初に鳴いていたニイニイゼミは全く見ることができなくなりました。そして、最も多かったアブラゼミよりもミンミンゼミが多くなり、これも土壌の乾燥化が原因かもしれませんね…。毎年、確実に暑くなっている日本列島です…。

 さて、本日は待望のハセガワ製1/700「赤城」を入手しましたので、建造を始めたいと思います。建造は第四船台で実施。戦艦「陸奥」を無事に竣工させた第四船台長の報告です。

 報告、我が船台では最新作の「赤城」を建造することになりました。どうぞ、よろしくお願いします。

 大改装前の三段甲板時代の「赤城」がハセガワから発売されたのは2008年6月。この時には、本当に驚きました。まさか、改装前の「赤城」がプラキットで発売されるなんて…。そして、この時、2009年には大改装後の「赤城」が発売されるだろうと予想しました。期待を込めて…。多くの方々がそう思ったと思います。しかし、フジミから最新考証を取り入れた大改装後の「赤城」が発売されてしまい、ハセガワとしては、発売時期を逸してしまったと推察しますが、遠からず推理が当たっているものと思います。それから6年後、やっと待望の「赤城」が発売されました。

 残念ながら、この6年間にフジミの「赤城」を建造しなかったため、こちらのキットとの比較ができないのですが、旧キットとの違いを中心にコメントしたいと思います。  


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BOXアートは、先行発売された“三段甲板”のキットと同じイメージで、同じ画伯が描いているものと推察します。遠近法を活用した迫力あるアートで、乾舷の高い「赤城」を強調するようにローアングルから描かれております。旧キットの上田画伯の描き方とは全く異なり、面白いです。ただし、上田画伯のように艦全体が把握しづらい構図のため、BOXアートが資料として利用できないかな?なんて感じもしますが、現在ではBOXアートを頼って製作する人も皆無?かな…。説明書とキット内容が正確なので、そんな必要はないでしょうね。

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箱の中身はこんな感じ。シリーズの中でも、ハセガワ製キットとしての独自性を感じる内容です。プラ成型色は旧キットと同様。個人的にはあまり好みでない大型の説明書と、詳細なデカールが同封されています。最近のキットとしては珍しく、パーツは個々にビニール袋に包まれているのではなく、すべてのパーツが一つのビニール袋に入っています。

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パーツはこんな感じ。画面左下の艦載装備品パーツは、同じものが2枚入っていますが画面では省略しています。パーツの多くが三段甲板時のものを流用できると推測されるため、以前に発売された三段甲板時の「赤城」のデータをベースに開発したキットと思いますが、この“三段甲板キット”の発売より6年が経ち、キットを製作した頃のことは忘れてしまいましたので、全く同一のパーツを使っているかどうかは不明です。 

 なお、機銃座とその支柱、全通となった飛行甲板は新規開発のものと思います。船体は三段甲板時のものと同じかどうかわかりませんが、船体側面には舷外消磁電路がモールドされており、新たなデータを加えて作り直しているのは確かです。現在では金型師が金型製作するような職人芸ではなく、コンピューターのデータ入力によって機械が金型製作を行うはずなので、既存のデータの書き換えや追加による金型製作も昔に比べれば容易なのでしょうかね…。

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 舷外消磁電路
⇒ 
これが、前文で紹介した消磁電路。臨戦態勢により装備されたもので、大戦中の艦船の特徴的なものです。私はこれを0.25㎜×0.5㎜のプラ角棒で以前より再現しているため、現在のキットの繊細な再現と不釣り合いになり、いつも削り落として再現するかどうか悩みます。今回も本当に細い再現なので、どうしようかな…。舷側窓よりも小さく細いですね…。

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飛行甲板は木目が繊細で控え目にモールドされています。滑走制止索や滑走制動装置が再現されていないため、個人的には不満です。別売りのエッチングに対応したためと思われますが、エッチングを使わないと完成させられないようなパーツ構成は不満です。せめて、そうするのならば、エッチングを同封してほしいです。

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 20㎝単装砲
こちらは、重巡の主砲を単装にしたもの。金剛型の15㎝単装砲や長門型の14㎝単装砲は副砲で、「赤城」のものは主砲なので間違わないように!

 12㎝連装高角砲
旧キットでは重巡の主砲のような太い砲身だったものが、こんなに華麗になりました。


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 25㎜連装機銃
25㎜機銃は新たに開発したもののようで、大きさといい再現度といい文句ない出来です。願わくば、安価でシリーズの武装セットとして別売りしてほしいほどです。

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「赤城1942」建造日記 2

皆さん、こんにちは。

めっきり、冷え込みました。冬が近づいているのを実感します。

 さて、第四船台の「赤城1942」は船台に乗せてから2年あまり経ってしまいました。旧日本海軍空母としては「加賀」の次に好きな空母にもかかわらず建造意欲が湧かなった理由は、完成後の収納スペースの確保にあるのです。なんたって...、「赤城」は“デカイ”のです。

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 喫水板の取り付け
 艦体は流行りの左右分割式。歪を防止するために縦隔壁のようなパーツが用意されていることが、今風のキットだなぁ...と実感させられます。このキットでは喫水板がきちんとパーツ化されていて個人的には好感もてるのですが、この喫水板と艦体パーツの合いが良くなく、苦労させられました。

 艦体が長大なためとも考えられますが、艦首側より仮組すると艦尾の位置合わせが困難となり、艦尾側より仮組すると、艦首側の位置合わせが困難となるのです。キットでは喫水板と艦体に凸凹があり、これが位置合わせのガイドとなっています。このガイドが仇となってうまく仮組できないため、艦首より仮組をし、艦尾のガイドを削る修正をしました。

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 艦体左舷リノリウム塗装
 この部分、キット説明書では艦体グレー塗装の指示なのですが、どう考えても人が良く歩く部分のように思えます。モールドがあるので、リノリウム押さえ金具のようにも思えますが、下部の通路のリノリウムモールドより間隔が広く、リノリウム押さえモールドではないようです。悩んだあげく...、個人的な判断でリノリウム敷としました。

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 旧キットではあいまいな表現だった艦尾の短艇収容所も、近年の実艦解析に伴いきちんと再現されています。聡明期の空母らしく、空母としては無用?の複雑な構造で、これが本艦の魅力でもあります。しかし、「赤城」の格納庫の最後尾がこのような短艇収容所となっているため、艦載機の収容数が激しく少ないこともよくわかる気がします。

 …画像がピンボケとなり申し訳ありません。

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 艦体右舷中央部のリノリウム塗装
 左舷中央部、画面下部の舷外通路は、キット説明書においてもリノリウム塗装指示であり、作例でもそのように塗装しまいます。但し、艦尾側はリノリウム押さえ金具のモールドが施されていますが、艦首側はありません。少し不満なモールドです。

 問題は、その上の高角砲甲板位置にある平面構造物。説明書では艦体グレー色での塗装指示となっていましたが、個人的な判断にてリノリウム塗装にしてみました。



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「赤城1942」建造日記 3

 皆さん、こんにちは。 

最近...以前痛めた腰の具合が悪化しまして、椅子に座っているのもつらい状態で苦痛の日々を過ごしています。

第四船台の「赤城」をちまちま建造していますが、いまだ艦尾の短艇類の製作中です。なかなか次の工程に進めません...。

では、第四船台長の報告です。

…報告、我が船台では「赤城」の艦尾甲板の組み立てと塗装中。旧キットと違い、実艦の構造が簡単にわかるので楽しんでます。「赤城」は後部に搭載機搬入機械類や短艇格納施設などがあり、複雑な構造をしています。空母としてはあまり必要ないものですが、これが魅力です。聡明期の空母なのでいろいろと試行錯誤の構造物がたくさんあります。

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 艦底パーツは、艦体パーツとの合いが不良でした。私のロットは艦底パーツの艦尾先端にプラ材が良く回っていないもので、引けがあって形状不良でした。

 マスキングと吹き付け塗装により艦底パーツの塗装を終えた状態です。

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 艦首錨鎖甲板の艦体パーツとの合いは上々。リノリウムと艦体グレー塗装以外は未実施です。旧キットでは格納庫先端周りが木甲板表現でしたね...。左舷の副錨置き場も旧キットはなかったものです。

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 艦尾甲板は鎖のモールドを黒鉄色で塗装し、モールドを引き立たせました。艦尾格納庫シャッター上のホーサリールモールドは丁寧に塗装。支柱の鉄骨も墨入れでモールドを強調しています。

 短艇類はウォーターラインシリーズの装備品パーツのものとほとんど同じモールド形状ですが、写真の内火艇は艇体に引けが多くみられ、形状不良でした。


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「赤城1942」建造日記 4

皆さん、こんばんは。 

 今年も残すところ...、後6日となりました。近年は毎年言い続けていますが、一年があっという間に過ぎ去ろうとしています。 しかし、反比例しているのが建造意欲です...。

 では、気を取り直して...第四船台長の報告です。

 報告、我が船台の「赤城」は艦尾に搭載の短艇類の建造が終わり、艦首の格納庫パーツを取り付けました。

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↑ 複数の艦載艇...、やっと完成です。カッター下部の内火ランチには、カッターを上に搭載するための台座がキチンとパーツ化されています。 

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 「赤城」の一つの特長である艦首格納庫形状。左右分割パーツですが、あまり合いが良くありませんでした。艦首側には左右をつなぐパーツがあるのですが、艦尾側にはないため、全体のゆがみが生じやすく、艦体パーツとの仮組を念入りにする必要を感じました。特に、艦底側の左右パーツ張り出しの成型があまり良くなく、全体的に末広がりとなってしまう気がします。接合面のやすり掛けが必要かな...。私はこの作業をしなかったために、艦体パーツとの接合面の合わせに非常に苦労してしまいました。

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 左舷艦首方向からの写真。個人的には、この細長い流線的な艦首の艦体ラインと背の高い前部格納庫を見ると「赤城」と実感できます。子供の頃...、戦艦の威容が大好きだった私には、のっぺりした飛行甲板を持つ空母に興味を持たなかったのですが、空母「赤城」だけは違っていました。太平洋戦争で日本の空母として最も有名な「赤城」、子供の頃でも複数のメーカーからキットが発売されていたため幾度も製作し、この形状を体が覚えているのです。…乾舷が高い空母だったため、複雑な舷側構造がとても立体感があってカッコよかったのです。

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 右舷艦尾方向からの写真。やはり、米空母に比べると艦尾が搭載機格納庫になっていないため、艦体の大きさの割りに搭載機数が少なかった空母ということが良くわかります。空母は搭載機の数が攻撃力となるので、これは空母としては致命的です。


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「赤城1942」建造日記 5

皆さん、こんばんは。

 寒波が到来して寒かったのですが、ようやく寒さが緩いで来ました...。

 さて、今回は第四船台長の報告です。

 報告、我が「赤城」は飛行甲板と艦体の仮組で四苦八苦です...。昔、旧キットの製作において苦労したのが艦体と飛行甲板の取り付けだったのを今でも覚えているので、今回の新キットでも慎重に作業しました。

 しかし、この作業で4時間も費やしてしまいました。

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 今回は飛行甲板支柱の取り付けがメイン作業でした。旧キットの建造経験から、「赤城」は飛行甲板支柱と甲板の取り付けに苦労することを知っていたので、今回は飛行甲板仮組を念入りし、支柱取り付け角度を確認しました。

 しかし、キット説明書では艦体に支柱を取り付ける指示がサラリと書かれているのですが、飛行甲板との兼ね合いで角度調整が必ず必要になるので、少し不満な取説でした。しかも、支柱の取り付け向きがわかりにくく、取り付け部分のダボ形状を変更して取り付け向きがわかりやすくするべきと感じました。

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 艦尾飛行甲板支柱は、軽め穴が開いた支柱とトラス構造の支柱とがあり、複雑な構造です。モールドは引き立たせるために墨入れしました。右舷最前部のトラス支柱にはライフボートが取り付けられており、ワンポイントになっています。軽め穴の支柱は取り付け向きがイマイチわかりにくく、かなり苦労しました。

 しかも、最後尾の支柱は左右とも白帯があり、これを再現するためのデカールが用意されています。当初、素直にデカールを使って再現したのですが、支柱の艦体に取り付ける前にデカールを貼ったため、白帯の貼り付け角度が支柱の艦体への取り付け角度に対してズレていたため、艦体の水平と白帯の水平が合わず、塗装にてやり直しする事態に追い込まれました。デカールを使う場合、あらかじめ支柱を艦体へ取り付けてから貼りつけることをお勧めします。少し貼りにくいと思いますが、こうすることで水平を確認できます。

 飛行甲板を仮組しないと支柱の位置が確定しにくいので、必ず飛行甲板を仮組することをお勧めします。
 最後尾の支柱は右舷側のみクレーンがついています。確か...旧キットでは左右両方に付いていましたね。

 飛行甲板を仮組して思ったのですが、左舷側と右舷側の甲板張り出し面積がかなり違うのに驚きました。旧キットではあまり感じなかったことなので、さすがに新キットの考証が精密なんだなぁ~と痛感しました。

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 艦首飛行甲板支柱の取り付け。こちらのパーツは説明書の図柄をよく見ればパーツの取り付け向きがわかると思いますが、最初は支柱の天地方向と内外向きが正しいかどうか迷いました。しかも、取り付け角度は飛行甲板パーツを仮組しないと確定できないような作りとなっており、説明書では飛行甲板取り付けは作業工程においてもっと後のことになっています。少し不満な説明書の印象を受けました。
 
 いやぁ~、この細長い支柱が「赤城」の特長ですよね~~。
 
 前部格納庫舷外窓は、モールドが浅いので墨入れがうまくいかないため、ピンバイスにて軽く浚っています。同じ巡洋戦艦改装空母のCV-2レキシントンやCV-3サラトガと比べると、艦首先端まで格納庫がないのが残念です。レキシントン級空母はハリケーンバウで飛行甲板と艦体が一体構造だったため、格納庫が広く取れました。

 まっ、赤城はこの支柱に支えられた飛行甲板の裏側のトラス構造が魅力なんですけれどもね...。


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「赤城1942」建造日記 6

皆さん、おはようございます。

 花粉症で苦労しています...。薬を飲めばよいのですが、どうも薬嫌いで...。

 さて、本日は第四船台長の報告です。

 …報告、我が船台の「赤城1942」は、艦体舷側の構造物取り付けを行っていましたが、ふとしたきっかけで、飛行甲板塗装の泥沼にどっぷり浸かってしまいました。

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 飛行甲板塗装が一段落し、艦体に仮組...(ちょっとズレてますが...)した状態です。赤城はこの広い木甲板が特徴です。翔鶴型も大きな面積の木甲板を持っていますが、「赤城」に比べると細長いのと艦首部が鉄甲板なのが見た目の大きな違いでしょうか...。

 旧日本海軍の空母で二番目に好きな艦のため、じっくりと新キットを楽しんでいます。このキット、旧キットに比べると本当に進化したことを実感できます。

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 左舷の円材置き場付近構造物の取り付け
 旧日本海軍の空母でこのような格子状の円材置き場があるのは、「赤城」のみと思っています。僚艦の「加賀」や「蒼龍」、「飛龍」でもこのような構造物はないと思っているからです。

 この格子状の構造物が、旧キットではモールド表現だったのですが、新キットでは立体的に再現されています。個人的にこれだけでも感動してしまいました。

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 煙突の取り付け
 「赤城」と言えば、この巨大な煙突。同世代の米空母レキシントン級も巨大な煙突ですが、元巡洋戦艦として建造された艦体は、戦艦と同等の主砲を持ち機動力を高めるために、高速を利する全長が長い艦体と、この長大な艦体を高速で動かすための強力な機関が必要だったために、このような大きな煙突となりました。

 今回驚いたのが煙路の形状がキチンと再現されていること。旧キットでは艦舷に垂直に取り付けた記憶がありますが、この新キットでは考証が進み、実艦の複雑な構造がわかるように再現されています。いいですね~。こういう構造物を理解できるようなパーツの再現は、製作していて楽しいです。

 ただし、このパーツ、仮組して取り付けを調整しないとうまく艦体に取り付けられませんでした。この後、キットの組み立て説明書では舷側の武装パーツを取り付けを指示していますが、私は中途半端に塗装した飛行甲板が気になり...、甲板の細部塗装を始めることにしました。この行為が地獄への入り口...でした。

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 画像は修正した後の飛行甲板です。やっと満足できるレベルに仕上がりました。「赤城」は飛行甲板の縁が独特?なのか、雨樋が艦首尾のみしかありません。画像では左側の小さな遮風柵より左側の甲板に雨樋があるのがわかります。問題なのは、それより右側の甲板縁です。当初、説明書を見ずに塗装してしまい、…勝手な思い込みから飛行甲板先端より二つ目までのモールドまで艦体色で塗装してしまいました。

 モールドをよく見ると、この端から二つ目のモールドまで縁と並行にモールドが入っているためです。これより内側は艦首尾に対して平行にモールドされていました。気合を入れての作業だったこともあり、塗り終えてから満足しながら説明書をみた時に愕然としました。…なんと、今までの苦労は水の泡だったのです。しかも、塗り分けとしては難しい端のわずかな部分のみ艦体色で塗装するような指示でした。

 モールドから勝手な判断で塗装したのは、エレベーター縁や探照燈カバー縁も同様で、修正を余儀なくされました。これには落胆しました...。反省しながら作業をした結果、甲板塗装作業を初めてから4時間を費やしました。

 画像アップ後に、ハセガワのブログを閲覧していてビックリ!!なんと遮風柵の縁の塗装で間違いを発見しました。キットの説明書塗装指示で確認しましたが、やはり縁はタン色で塗装...。後日修正です。

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 画面中央やや右に甲板の接続部分である伸縮接手(エキスパンションジョイント)がキチンと再現されているのも、新キットならでは。旧キットでは再現されておらず、旧キット世代の空母には当たり前のように再現されていないものでしたので、旧キット世代の空母ではこれをモールドすることが“空母を少しは知っている”という証でした。

 ちなみに、この伸縮接手とは、現代では首都高の高速道路に良くみられるようなもの。構造は違うと思いますが機能は同じで、甲板と甲板の間に繋ぎ目を作って隙間を作り、波によって変形する艦体の余分な力を逃がす役目をします。この構造が無いと、艦体の歪みに対応できなくなり、飛行甲板が凸凹に変形してしまいます。

 …で、問題はその伸縮接手の左側にある同じようなモールド。伸縮接手と同様なモールドのため、勝手な思い込みで艦体色で塗装してしまいました。ただ、塗装作業中もなんだか変だな...と違和感を持っていました。何故か?甲板縁までモールドが達していないからです。嫌な感じがしたので、説明書の塗装指示を確認して泣きました。

 またもしくじってしまったのです。私はあまり「赤城」の知識を持っていないのですが、察するに、三段空母からの改装により木甲板の繋ぎ目が出来たのかな?と思っています。…泣く泣く木甲板色で塗装しました。

 飛行甲板の木張りは、タミヤのスミ入れ塗装で変化をつけました。この作業では、仕上がりに満足できました。



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「赤城1942」建造日記 7

皆さん、こんばんは。

 今日の天気予報では、温かい晴れ間ということでしたが、我が住まい周辺では15時くらいまで曇りで、日差しが無く、風も少しあったため寒い一日でした。期待外れの天気だった...。

 さて、本日も第四船台長の報告です。

 報告、我が「赤城」は艦体舷側の機銃座取り付けを中心とした作業を行いました。

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 左舷12サンチ連装高角砲座取り付け
 砲座パーツと支柱は別パーツ化されており、支柱の取り付けが作業しにくかったです。形状が個々に異なっているので、取り付け位置には気をつけましょう。

 左舷中央部飛行甲板支柱取り付け
 天地の取り付け方向がよくわからないパーツでした。説明書の図柄をよく見るとわかります。このパーツ、飛行甲板を仮組すると、長さが足らないため、飛行甲板下まで支柱が届かない状態になります。気になる方はプラ板で嵩上げするか、継ぎ足しで高さを増すかの作業が必要です。

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 右舷12サンチ連装高角砲シールドパーツの取り付け
 左舷の高角砲は煙突後部に位置するため、煤煙防止のシールドがあります。三段甲板のキットを製作したときに初めて気が付いたのですが、中央部のシールドは一回り小さいのには驚きました。このシールド形状は「赤城」独特のもののようで、詳細が不明だそうです。

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 左舷後部25㎜連装機銃座取り付け
 近年の旧日本海軍空母では、機銃座支柱は実艦同様に別パーツにより再現されているのが当たり前となっており、この新キットでも各銃座や指揮所座の支柱をキチン別パーツにてキチンと表しています。取り付けは難しくありませんが、何となくもう少し改良できなかったのかな?と思いました。

 ちなみに塗装後にパーツのパーティングライン処理を行うため、塗装がはがれている部分が多くあります。再塗装は未実施です。二度手間になりますが、塗装するとラインがはっきりするので、この手法を使っています。

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 右舷後部25㎜連装機銃座取り付け
 左舷同様に別パーツ化された支柱です。こちらは長さが短い分舷側に取り付けるのに苦労しました。

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 右舷前部高角砲指揮所、25㎜連装機銃座等の取り付け
 右側の機銃座取り付けは、一段上の張り出しとの位置関係で支柱も複雑な取り付け構造となっています。

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 左舷前部25㎜連装機銃座取り付け
 米空母と違って機銃座を細長い支柱で取り付ける方法は、強度不足を感じさせますね。

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 飛行甲板裏の飛行機取入用クレーンレール取り付け
 旧キットでは、甲板裏にモールドで表現されていたクレーンレールも、新キットではキチンと別パーツ化されて立体的に再現されています。しかし、このパーツ、イマイチ取り付け位置がわかりづらかったなぁ...。

 この構造物は、初期の空母しかありません。「蒼龍」以降の空母は飛行甲板後部のクレーンよりエレベーターを使って艦載機を搬入しました。

 最後部の甲板は二重甲板となっていて「赤城」の特長です。これは旧キットの発売時代から少なくても昭和期まで一般には知られていなかった考証だったと思います。これを知った時は衝撃的でした...。改装工事により三段甲板を全通の一段甲板に変更した際に艦尾飛行甲板の傾斜角度をより水平に修正したのです。「赤城」は「加賀」の改装後に工事を行った都合上、予算を多く取れずに簡易工事をしているところが多くみられます。この艦尾飛行甲板の二重甲板も同様で、旧甲板の上に新甲板を取り付けたのです。

 構造がめちゃくちゃ複雑で模型的には映えますが、何ともみっともないというか...悲惨というか...。飛行甲板くらい新設ですっきりと作れなかったのかな?



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「赤城1942」建造日記 8

皆さん、こんにちは。

 今日は、春近し...を感じる曇った日です。週の半ばまですっきりしない予報ですが、こういった日が多くなるのも春を感じますね。

 さて、第四船台の「赤城」は、ここのところ建造工程が進んでいますので、今回も報告します。では、第四船台長の報告です。

 報告、我が船台の「赤城」は艦尾トラスの筋交い再現と飛行甲板の滑走制止索と着艦制動索の取り付けを行いました。

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↑ 飛行甲板の追加工作も細部塗装も終了し、後は艦体に取り付けして艦橋構造物と武装を取り付ければ、「赤城」自体は完成です。 甲板はこの後、デカールによる白線再現作業が待っています。この作業がまた大変そうです。

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 艦尾飛行甲板トラス支柱筋交いの再現
 艦尾のトラス構造は複雑で、「赤城」の見せ場でもあります。この複雑な構造物が少しでも映えるように支柱にある筋交いを再現することにしました。

 個人的にいろいろと調べてみましたが、筋交いの形状がイマイチよくわかりません。ネットの作品やエッチングなども参考にしましたが、筋交い方向がバラバラで、左右どちらが外側なのかよくわかりませんでした。よってこだわることをやめ、自己流で再現することにしました。

 当初、筋交いの素材に0.2㎜の真鍮線を使うことも考えましたが、プラ材に変更しました。シャープさを出すためには、極細の伸ばしランナーを使うことも考えましたが、真直ぐに再現するのが難しいために0.3㎜のプラ丸棒を使いました。

 実艦では、支柱の内側と外側に二重の筋交いがあるのですが、最初に実艦と同じように再現をこころみたところ、筋交いが太いため、作品がくどくなってしまい、考えたあげくに外側のみ再現し、内側を省略することにしました。  
  

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 滑走制止索の再現
 このキット、流行りの表現で滑走制止装置の再現が中途半端になっています。フジミの「龍鳳」作成時にも同様にしましたが、索の再現を行いました。0.3㎜プラ角棒では太いのですが、容易に購入できるプラ材は0.3㎜が限度です。本当は縦索も再現したいところなのですが、この太さでは無理です。

 メーカーとしてはこだわるのならばエッチングを購入しなさいというところらしいいのですが、キットと同等の値段がするエッチングを購入するのはつらいし...、そんなお金あるのならば違うキットが欲しいということで、あきらめているのですが...個人的にはなんとも残念なメーカー対応です。

 着艦制動索の再現
 このキット、滑走制止索同様に、着艦制動索も再現されていないので、プラ丸棒にて再現しました。こちらは比較的容易に再現できます。



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