丙型駆逐艦「島風1943」 建造日記 01

皆さん、こんにちは。

最近は、寒暖さが体に堪える季節になりました。…あっと言う間に一月は終わってしまった…。

さて、突然ですが第五船台にてタミヤの古参キット「島風」の改装工事を実施します。このキット、出戻りモデラーとなってから比較的早い時期に製作したものなので、今まで艦隊編入していませんでした。

当時の手持ち資料や一般的に知られていた資料では、甲板上のリノリウム部分が不明確で、機銃台形状がキットと違うことなど知りもしませんでした。ただ、ピットロードの艦船装備品を使い、ディティールアップをしています。また、艦底パーツはキット独特のダイキャストをプラ板に変更しています。

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 発売当時の評価は良いほうで、シリーズの駆逐艦ではシャープな整形と細かな再現で人気があったようです。

 発売は1972年。当時、タミヤはシリーズ内の駆逐艦として特Ⅱ型「綾波」,「敷波」、特Ⅲ型「暁」,「響」を発売しています。他にハセガワが朝潮型の「峯雲」,「荒潮」、夕雲型の「早波」,「秋霜」を発売、アオシマは陽炎型の「雪風」,「天津風」,「不知火」、初春型の「初霜」,「有明」,「子日」を、フジミが秋月型の「霜月」、松型の「桜」を発売していました。これらのキットの中では、タミヤのキットが最も出来が良かったとの評価を得ています。その評価は「島風」にも当てはまるのです。

 BOXアートは上田画伯によるもの。水平面より疾走する勇猛な姿は駆逐艦としては定番な構図ですが、かっこいいですね。

 発売当時は№69のシリーズ番号でしたが、フジミ脱退後に駆逐艦は400番台となり、№409で現在も発売されています。

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 改装前の艦容。主砲と25㎜機銃は、ピットの艦船装備品に換装しています。その他、爆雷投下軌条と爆雷装填台、13号電探もピットのものに換装。艦底板はダイキャスト製のものをプラ板の切り出しに変更しています。

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 こちらは改装作業の資料となる、ピットロードの新作キット「島風」の塗装図。大まかな資料としては重宝します。

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 キットの後部機銃座形状。最近の資料により、この形状が実艦と大きく違うことが指摘されるようになりました。今回の改装においては、最終時⇒竣工時とするため、この機銃座を撤去します。

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 こちらは、前部の機銃座。こちらも形状不良が指摘されていますので、実艦にそって修正します。キットでは左右の機銃座形状が異なっていますが、左右対象が正しいようです。

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丙型駆逐艦「島風1943」 建造日記 02

皆さん、こんにちは。

関東の大雪警報も肩透かしで、昨晩には雨が止み…雪は降らなかった千葉県北西部です。

毎度のことですが、警戒して大騒ぎすると、実際には肩透かしなんてことが多いような気がします…。

さて、第五船台長の報告です。

報告、我が船台にて改装中の「島風」、艤装品をためらうことなく剥ぎ取り…甲板のリノリウム押さえ金具の再現と船体舷外消磁電路の表現方法の変更、後部探照燈台座再現作業を行いました。

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 舷外消磁電路の再現変更
 キットにはきちんと消磁電路のモールドが施されているのですが、我がコレクションのものに合わせるためにプラ角棒に変更しました。毎度のことですが、少し太いのはご容赦を…。

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 前部甲板のリノリウム押さえ金具再現
 当初、0.3㎜の真鍮線を使おうか悩みましたが、このキットは結構繊細なモールドなので全体的な雰囲気に合わないと判断し、より細い伸ばしランナーにて再現しました。

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 後部甲板のリノリウム押さえ金具再現
 伸ばしランナーにて再現。太さをそろえるのに一苦労ですが、少し太さが異なっています。

 探照燈台座再現
 ジャンクパーツから、類似する形状のものを選定して加工し、取り付けました。台座の高さで結構悩みましたが、少しプラ棒を足して高さ増しをしています。


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丙型駆逐艦「島風1943」 建造日記 03

皆さん、こんばんは。

“ワンダーフェスティバル2015冬”が終わり、艦これの“艦ムス”も絶好調?のような感じかな…。そろそろ、タミヤが駆逐艦のリニューアルに動かないかな…と密かに期待している今日この頃です。

それでは、第五船台長の報告です。

報告、我が第五船台にて改装中の「島風」は、いろいろと思考錯誤で作業中です。

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 艦尾、爆雷投下機の再現
 作品では、竣工時を再現するため、キットの艦尾にある爆雷投下機を削り、艦尾両舷に爆雷を合わせて6個再現しました。大戦初期の駆逐艦の定番の装備品です。

 
外消磁電路の修正
 古い資料では、キットの修正前と同じ形状を再現したものが多いようですが、最近の資料では修正後の形状のようですので、修正しました。

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 艦橋構造物の追加工作
 まず、艦橋下部は暗号室が省略されていますので、プラ板にて追加工作しました。原計画では設定されていないものなので、後づけ的な形状がわかりやすい形状です。左右対象でない形状は少し複雑です。形状は故“森恒英氏の”著書「日本の駆逐艦」から大まかな形状を把握し、現場合わせでプラ板にて再現しました。

⇒ その他、支柱や煙突の再現を実施。窓はピットロードのキットの塗装図と「日本の駆逐艦」では大きくことなるため、少々困惑気味で再現しました。

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↑ 12.7cm連装砲の追加工作
 「島風」の主砲は、旧日本海軍の艦隊型駆逐艦備砲として開発されてた12.7cm砲の最終バージョンの“D型”砲です。この砲は、“C型”砲と言われる陽炎型の搭載砲と外見上の違いがないため、C/D型砲と一まとめにされることが多いようです。

⇒ 本作品ではすでにキットのパーツからピットロードの艦船装備セットパーツに換装しているため、このパーツに追加工作を実施。

 砲塔の外周に強度フレームが施されているため、伸ばしランナーにて再現しました。しかし、手持ち資料は艦首の一番砲のみなので、後部の二番、三番砲にも同様のフレームがあったかどうかの確認は出来ませんでした。

 砲塔側面の窓は、0.5㎜プラ丸棒にて再現しています。

 画面の砲塔が一つ新しいものになっているのは、砲塔天蓋の手すり形状を実艦に沿って改造してみたためです。実は、パーツを換装したピットロードの砲塔は天蓋の手すり形状が実艦と異なっています。この部分はB型砲の形状をしているようなので、修正してみたのですが、イマイチだったため、この作業は中止しました。よって、新たに一つ製作した次第です。

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↑ 前部煙突周りの機銃台修正
 キットでは左右非対象の機銃座ですが、キットパーツを活かしながら加工して、左右対象となるように仕上げました。弾薬箱は、キットモールドを削り自己満足に走ります。(多少、左右の形状が異なるのはご容赦を!)

 ちなみに、ピットロードの新キットでは、機銃台の艦尾側の形状が直線上なのですが、沈没時の実艦写真を見る限り、キットのように凹み状態となっているように感じます。

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↑ 艦橋トップ構造物のディティールアップ
 94式方位盤とその上の3m99式測距儀をキットパーツから、ピットロードの艦船装備セットに変更しました。この換装パーツ、実は陽炎型の形状をしていて本艦とは少し違うのですが、94式方位盤は変更しませんでした。しかし、頂部の99式3m測距儀は、実艦の形状に合わせ前部に傾斜のない円筒形に変更しました。

 また、方位盤の前部にある96式66式測距儀のブルワークをプラ棒で再現しています。

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↑ 五連装魚雷発射管の改装
 丙型駆逐艦「島風」は、本艦のみの五連装魚雷発射管を装備しています。これは、本艦のみの兵器なためにさすがのピットロード艦船装備品でも、ウォーターラインの兵装パーツでも開発されませんでした。したがって、キットパーツを使いディティールアップするか、フルスクラッチで製作するしかない状態です。

⇒ 今回はキットパーツの発射管波除盾を使い、魚雷発射管の前後をピットロードの艦船装備品に換装しました。換装にあたり、ピットの特型駆逐艦の武装パーツである波除盾のないものを使っています。

⇒ そのほか、シールド天蓋の手すりを伸ばしランナーにて再現、シールド前部に観測窓を再現しました。

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丙型駆逐艦「島風1943」 建造日記 04

皆さん、おはようございます。 

 花粉症が出始め、不快な毎日を送る今日この頃です…。

 では、第五船台長の報告です。

 …報告、我が船台の「島風」は、船体の塗装作業に入りました。船体色は、改装前の横須賀工廠色から舞鶴工廠色へ変更。この変更は、実艦に沿ったものではなく、あくまで我が造船所規定に従ったものです。我が造船所では駆逐艦以下の艦艇は海軍のグレー色の中で最も明るい舞鶴工廠グレーで塗装することにしています。

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 船体を舞鶴工廠グレーでエアブラシ塗装し、大まかにマスキングした後にリノリウム色をエアブラシ塗装。改装の際にはある程度パーツを組み立ててしまっているので、塗装のはみ出た部分や塗り残し部分がどうしても多くなります。これを丁寧に筆塗りで修正。合わせて改装の際に出来た傷もパテ埋め修正後に塗装しました。

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 船体後部は、リノリウム塗装の範囲で少し修正する場所が出てきてしまいました。今後修正予定です。ホーサリールは綱色に塗装しました。

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 船体前部は艦橋後部の信号所の床塗装で悩みましたが、発令所後端までをリノリウム貼りとしました。艦橋前部の機銃台が解体できなかったため、塗り直しに苦労しています。

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丙型駆逐艦「島風1943」 建造日記 05

皆さん、こんばんは。 

 花粉症で辛い毎日を送っています。…が、別に医者に行くわけでもなく自然治癒に任せているため、仕方がないのです…。

 さて、第五船台長の報告です。

 …報告、我が船台の「島風」は、兵装の再搭載を実施中。やはり、帝国海軍の駆逐艦は魚雷と主砲の装備がないと締りがありません…。

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 キットは本来最終時仕様となっていますが、船体の舷側窓は中段も再現されていて、最終時を再現するためには埋めるか塞ぐかの作業が必要です。今回、改装作業前の「島風」は、最終時を再現していたため、製作当時に中段の窓をパテ埋めしていました。これを竣工時仕様にするため、再度彫り直ししていますが、再現位置は資料従い、少し変えています。

 喫水線以下の部分は艦底色で塗装。全体的に“きゅっと”締まりが出ます!!船首楼甲板後端側面の凹みは、本来貫通口となっている部分なので、黒色塗装を実施しました。

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 艦首甲板上のホースパイプ蓋再現
 この部分は、実艦では開口部に蓋をしているためプラ板で切り出し再現しました。

 第一主砲の再現
 再塗装して搭載。やはり天蓋部分の手すり形状が目立つので、実艦のように修正するべきだったかな…。

 前部マスト再現
 前部マストは、撤去時に損傷してしまい…複雑骨折してしまいましたが、根性とこだわりで復元して船体に接着しました。塗装は未了です。

 煙突頂部の塗装
 改装前はこの塗装を誤っていましたが、再塗装の際に修正しました。改装前はパーツ割で塗装していましたが、本来は並行に黒色ラインが再現されるべきなのです。



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 機銃台の取り付け
 機銃台はパーツの形状を修正し、ブルワークはすべて削り落としました。25㎜三連装機銃は、改装前同様ピットロード(PT)の艦船装備品を使用。機銃間の2m測距儀もPTパーツを使いました。

 方位探の取り付け
 探照燈台座には、90cmの探照燈と方位探を取り付ける予定ですが、方位探はPTパーツから調達。探照燈はWLの艦船装備品から調達する予定です。

 零式5連装魚雷発射管の取り付け
 側面のハッチを再現するともっと見栄えが良かったかな?でも、発射管の先端部と後端部をPTの武装パーツに変更したので、改装前よりグッとボリュウム感がでました。

 ダビットの取り付け
 タミヤのキットは古いのにきちんとこれを再現しているのには驚かされます。塗装は未了です。

 12.7cm連装砲塔の搭載
 後部の2番、3番砲は背負い式なのが、旧海軍の大型駆逐艦の特徴です。夕雲型と「島風」は対空射撃も可能だったため、2番砲の撤去はありませんでした。

 後で気がつきましたが、砲塔後部には手すりがありませんので、削り取る予定です。

 爆雷兵装の取り付け
 両舷投射可能な94式投射機と装填台はPTパーツより調達。

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丙型駆逐艦「島風1943」 建造日記 06

皆さん、こんばんは。 

寒暖の差が激しく、体調を壊しやすい季節が到来してきました。今年の花粉症は昨年よりキツイです。

さて、第五船台の「島風」はほぼ完成状態となりました。第五船台長の報告です。

報告…、我が船台の「島風」はほぼ完成状態です。後は細部塗装の塗り直しとスミ入れおよび全体の艶整え作業です。

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 艦載艇の取り付けと前後マストの修正を実施した状態。30年以上前に発売されたキットですが、基本的な形状がしっかりしているために、ディティールアップすればするほど見栄えが良くなるキットです。しかし、個人的にはキットを素組みで楽しみたい人間なので、そういった意味では古びたキットと言わざる負えません。リニューアルが待たれます。

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 艦橋両舷の艦載艇搭載
 艦橋脇のカッターを再塗装してダビット共々船体に接着。なかなか思うように接着できず、ストレスは限界ピークに達します。

 第1煙突脇の艦載艇搭載
 内火ランチもキットのものを使用。なるべくキットパーツを使うのがこだわりです。

 前部マストトップの修正
 ヤードの展開部分はキットでは後方に傾斜してませんが、実艦では後方に傾斜しています。これは、キットのパーツ成形状の理由でこうなったものと個人的に解釈しています。従って、修正しました。

 90cm探照燈の搭載
 探照燈の制止位置で悩みましたが、艦尾方向に向けて取り付けました。隣接する方位探知機も塗装を実施。

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 後部マストトップの修正
 マストトップのヤードは、キットでは水平に展開していますが実艦ではX状の形状をしています。0.3㎜プラ丸棒で再現しました。塗装は後日実施予定。


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丙型駆逐艦「島風1943」 建造日記 07

皆さん、こんにちは。 

 第五船台で改装工事を行っていたタミヤ製「島風」は、無事に完成しました。

 …では、第五船台長の報告です。

 報告、我が船台の「島風1943」は完成です!

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 各部にスミ入れを実施。前後部マストは補強材をプラ棒で追加しました。キットパーツが結構太いので、バランスを考えて0.5㎜を使用しました。

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 全体的に3/4艶消しを塗布して完成です。

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↑  「島風」は夕雲型駆逐艦を基にしているので、艦橋構造物や主砲などは同じ印象を受けます。高速艦なので艦首がクリッパー型になっているのと、艦橋に大型の遮風装置がついているのが特長的で、なにより強力な雷装“五連装発射管”を3基装備していることが最大の魅力です。一回で15射線の酸素魚雷を撃てるとはすごいですよねぇ~。しかし、登場した頃には戦術が変わり、艦隊同志の決戦は過去の戦術となっていました。従って、強武装の魚雷兵装は必要ない時代になっていたということです。…残念な限りです。

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↑ 登場が1943年の駆逐艦としては、対空兵装が貧弱すぎます。設計どおりに建造せずに、時代に応じた変更をして竣工させすべきだったのでは...と思うのですが。…とうか、足の速い重雷装の駆逐艦を企画した段階で艦隊決戦用の駆逐艦だな~と考えなければいけないかな...。

 どうでしたか?昔製作したキットを改装するのも、結構楽しいです。…次は、本命のピットロード新キット「島風」を建造したいと思います。

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