軽巡「天龍1941」 建造日記 01

皆さん、こんばんは。

 我が千葉県北西部では大気が不安定なようで、雨も降ったり...止んだり...です。 紫陽花が綺麗な花を咲かせています。梅雨ですね~。そういえば、最近カタツムリを見なくなったなぁ~。

 さて、第五船台では突如リニューアルが発表され、先頃発売されたハセガワの軽巡「天龍」を建造してみようと思います。
 
 長らく天龍型軽巡のキット(旧キット)を建造出来ずにストックしてきましたが、それは艦橋構造物形状が実艦とはかなり違っているためでした。この部分を改装するための資料と改装工事を行う勇気がなかったためです。

 しかし、今年(2015年)になってハセガワより待望のリニューアルが行われました。正直いって本当に驚きました。有名艦でない地味艦に分類される天龍型軽巡をリニューアルするためです。しかも、実艦の資料も乏しいと思われます。これをリニューアルするなんて!と思いました。ある程度、この驚きを狙っての発売とは思いますが、それでも企業っていうものは開発したものを売って儲けを出さないと成り立ちません。…察するに、“艦これ”ゲームの人気があったものと思いますが、皆同じような意見のようですね。

 それで、発売された新キットを即購入しましたが、ストックしていた旧キットの価値が一気になくなり、誠に残念なこととなり...同時に製作して作り比べを行うことにしました。そうすることで、旧キットを成仏させたいと思います。
 
 では、第五船台長の報告です。

 …報告、我が船台では、軽巡「天龍」キットを建造します。建造にあたり、旧キットからどの様にリニューアルされたのかを把握するために、先行して旧キットを建造します。

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 新旧キットを比較、まずはBOXアートについて。旧キットは、シリーズで有名な上田画伯のアート。背後には仮装巡洋艦の「報国丸」と「愛国丸」が描かれています。新キットは残念ながら画師の名を知らないのですが、構図と描き方に動きが感じられるもので、すごくリアルな印象を受ける作品です。右舷に旋回中の姿で、主砲は右舷上空を狙っているようなので、敵機来襲に備えているのかな?

 旧キットでは、全体的に明るい配色で、細部までわかるような描写です。新キットでは、実際の画像のような暗めの配色で、見た目の印象を重視しているような感じを受けます。アートの違いにより一目で違うキットとわかるため、艦名ロゴなどは新旧同じような感じを受けます。

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↑ 箱は、旧キットに比べると新キットのほうが高さが増しています。積んでいる状態でよく見る部分のデザインはほとんど変化なしです。シリーズナンバーは旧キットが№309、新キットが№357です。なにげにアピールしている側面図は、新キットのほうが大きく、より実艦に充実ですが、張り線は旧キットのみ描かれています。

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 外箱の高さが違うのみで、アートの差し替えというところでしょうか?旧キットでは、蓋と底箱の高さが異なるので、底箱が見える状態です。

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 旧キットでは、当時では当たり前であった、シリーズの他キットの紹介となっています。新キットでは、各個別の宣伝になっているようですね。 今では、作って集めるといった考え方は古いのかな...?

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 旧キットの内容。画面上から説明書、バラスト、大型艦用艦船装備品セット(リニューアルパーツ)。船体パーツは一体成形。艦底パーツは赤色です。画面最下段の左はBパーツで機銃とマスト類を収納。画面右側はAパーツで上部構造物や錨鎖甲板パーツなどがまとまっており、いたってシンプルです。

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↑ 新キットの内容。かなり細かなパーツとなっているのがわかります。船体も左右分割パーツ。側面のモールド再現を重視しています。

 喫水板のパーツをみるとバラストの装着を予定していたようですが、実際のキットではバラストが同胞されていません。個人的には誠に残念です。

↑ ハセガワの最近のキットでは、説明書が大判化しています。高年齢者に対応しているようですが、個人的には狭い空間で作業しているために、かえって邪魔になるので嬉しくありません。



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軽巡「天龍1941」 建造日記 02

皆さん、こんにちは。

 しばらく建造工程を停止していた第五船台、少し進めましたのでご報告を。では、第五船台長の報告です。

 報告、我が「天龍」は船体を建造中。ハセガワのキットは、プラ材が固くてそれなりに特長があります。色合いも昔から変わっていませんね。説明書が大きくて邪魔になります...。

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 艦底板に旧キットから調達したバラストを取り付けました。個人的な好みです。

 画像のとおり、キット開発段階ではバラストを付属する予定でいたことがわかります。左右分割の船体は3箇所で左右を固定するパーツがありますが、どうしても歪みが生じてしまうため、このあとの甲板取り付けでは隙間が生じて苦戦しました。
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 船体に甲板を取り付けた状態。前部の錨鎖甲板、艦首楼甲板、船体中央から後部の甲板の3つに分類されています。合いは良いほうですが幾分隙間が出来てしまいます。



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軽巡「天龍1941」 建造日記 03

皆さん、こんにちは。 

 8月も後半に入ってきました。最近は、何だか停滞前線の影響で☁や☂の日が多く、何だかすっきりしませんね...。 

 さて、第五船台長の報告です。

 …報告、我が船台の「天龍」はゆっくりながら上部構造物の取り付け中です。

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 船体中央部の煙突と煙突基部の構造物を取り付けました。煙突は、三本とも太さが違うので、注意が必要ですが、取り付け部は親切な設計で、煙突前後の取り付け位置もわかるようになっています。煙突頂部の雨避け板の表現は、旧キットから変化がないように感じられました。もう少し立体的な再現をして欲しかったなぁ...。

 また、後部シェルター甲板を取り付けました。この部分、旧キットではリノリウム押え金具の表現が無く、円状の甲板縁には手すりが再現されていたのですが、新キットでは“今風”になっています。このクラスの後に建造された球磨型では、改装時にこのシェルター甲板が拡大されて航空作業甲板などになっています。

 でも、改装初めの「球磨」と「名取」、「阿武隈」では左舷側に拡張しましたが、運用上の関係で残りの5,500t軽巡はすべて右舷側に変更されているのが面白いですよね。ちなみに天龍型は、大きさが小さいために改装する余地がなかったようですね。



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軽巡「天龍1941」 建造日記 04

 皆さん、こんにちは。 

 台風16号のおかげで、昨日あたりから涼しい日々が続いています。

 さて、本日は第五船台の「天龍」のご報告です。では、第五船台長の報告...。

 …報告、我が船台の「天龍1941」はだいぶ形になってきました。

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 艦橋、14cm主砲などの取り付け中。

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 艦橋構造物の建造と取り付け
 この部分、旧キットでは実艦とかなり違っていただけに嬉しい限り。司令塔の筒状の形状が外見からわかる独特の形をよく表しています。

 機銃座取り付け
 今回、開戦時仕様を選択したので、機銃は7.7㎜単装機銃2基という対空火器が乏しいもの。ちなみに最終時仕様では25㎜連装機銃2基となります。

 50口径三年式14cm単装砲の取り付け
 対駆逐艦攻撃用の14cm単装砲は砲身が華麗に細長い砲で、ハセガワ特有のシャープなものです。少し砲身が長すぎるようにも感じますが...。本当のところはどうなのでしょうか?

 この14cm砲は、伊勢型や長門型戦艦の副砲と同様で、5,500t軽巡や「夕張」の主砲にも採用されたものです。元々は英国で建造された巡洋戦艦「金剛」の15cm副砲を改良として金剛型や扶桑型戦艦の副砲に採用されていた中口径砲が、日本人の体格に合わせて小型化されたものが14cm砲となります。なぜ、小口径化されたか?というと、当時の副砲は人力装填だったため、欧米人より体格が小さかった日本人には15cm砲の装填を長時間連続することが厳しかったためということです。

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 40口径三年式8cm単装高角砲の取り付け
 旧キットパーツに比べ、小ぶりとなり縮尺は正しいのですが、その分存在感が薄くなりました。

 爆雷投下軌条の取り付け
 小ぶりなパーツで、取り付けに苦労させられました。

 八一式爆雷投射機(K型投射機)の取り付け
 今回、最も小さいパーツと思われ、こんなパーツを取り付けるのならば、甲板と一体成形でよいと思いました。また、別パーツとするならば、もう少し大きくしてデフォルメするべきです。苦労した割にほとんど存在感がありません。ウォーターラインシリーズとしてはあまり宜しくない開発手法と思います。

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 前部機関用吸気塔の取り付け
 開戦仕様と最終時仕様の選択によりこのパーツの天板の隠し穴を開けるか開けないかを選択するようになっています。説明書では最終時仕様をメインに解説しているため、私は誤って穴を開けてしまいました。泣く泣くプラ棒により埋め戻し作業した次第です。

 部機関用吸気塔の取り付け 
 前部のパーツと全く同じものですが、こちらは仕様による穴の開口作業はありません。

 第一煙突の蒸気捨管取り付け
 どうして中途半端に上半部のみ別パーツにしたのか?下半部の煙突一体モールドとの太さが合わず、変な取り付けも苦労させられます。この部分、個人的には開発に失敗した部分と思います。



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軽巡「天龍1941」 建造日記 05

皆さん、こんにちは。

 第五船台にて建造中だった、ハセガワの新キット軽巡「天龍」が無事に竣工しました。


 キットのモールドは、ハセガワの持ち味である繊細なもので、最近の精密志向に対応してモールドは密に施されています。ただ、ボートダビットや旗竿などは昔ながらの少し太い成形の気もしますし、マストももう少し細ければいい感じがします。

 艦尾の対潜兵器も縮尺どおりなんでしょうが、もう少しデフォルメしたほうが映える気がします。

 作り憎かったところは第一煙突側面の小煙突取り付けと艦尾の爆雷発射機の取り付け。小煙突は、甲板基部から一体式のパーツにして欲しかったところ。爆雷投射機は小さすぎます。

 反対に作り安かったのは第一煙突から第三煙突までを船体に取り付ける部分やカッターのボートダビットへの取り付けです。よく考えられていて作業がスムーズにいきました。

 14cm単装砲は砲身が華麗に細いですが、旗竿と比べると細すぎかも?また、長すぎる気もします。

005_tenryuu1941_13.jpg 旧作に比べ、シャープで精密さが増しました。なにより艦橋構造物が実艦に沿った表現となったところが嬉しいです。 

005_tenryuu1941_14.jpg 近接対空火器が7.7㎜単装機銃2基のみで、後部に8cm単装高角砲1基しか搭載していません。これでは、敵航空機の攻撃を防ぐことができなかったでしょう。 

005_tenryuu1941_15.jpg 開戦当時は、前部マストが大型で高いことがわかります。通信機器の技術的な問題からこのように高いマストで電波を受信しなければならなかったようですが、マストが高いと敵に発見されやすいので、翌年には改装されて短縮しています。通信機器も技術的に進歩したのかな? 

005_tenryuu1941_16.jpg 対潜兵器も貧弱です。これでは、威嚇攻撃くらいが精一杯だったでしょう。日本の軽巡は新鋭の阿賀野型も含め、あくまで艦隊決戦を想定した水雷戦隊旗艦に対応したものでした。太平洋戦争では、艦隊同士の戦いはすでに古いものとなっていたため、新型兵器の航空機や潜水艦の攻撃に苦しむことになります。

 天龍型も改装企画があった防空巡洋艦に改装されて、開戦時に配備されていれば、もう少し活躍できたものと思います。 

005_tenryuu1941_17.jpg 旧キットと並べてみました。

 実艦のリサーチが進み、表現が正しくなっていますね~。 

005_tenryuu1941_18.jpg 旧キットも全体的な形は正しかったことがわかります。細かいところでは、間違いが多いですが...。 



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軍艦をこよなく愛する中年男子ですが、戦争は嫌いです。

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