「磯波1941」 建造日記 01

皆さん、こんにちは。 

 夏本番になりましたねぇ~。連日蒸し暑くて...とろけそうです。

 さて、第一船台では新発売されたヤマシタホビーの「吹雪1941」を建造します。模型メーカーとしては零細企業。但し、艦船模型では有名なピットロードさんでさえも世間のレベルでは零細企業なので、模型メーカーは小規模経営が多いのですね...。各メーカーさん!がんばって欲しいものです。

 旧日本海軍の特型駆逐艦「吹雪」の1/700スケールキットといえば、ベテランキットのタミヤ製が長いこと君臨していましたが、このキットはもはや設計自体が古すぎるため、普通に素組みで組み立てても完成品に納得できないモデラーが多いものと推察します。近年では、ピットロードが開発した吹雪型がありますが、ピットロード製キットは独特のモールドと形状なので好き嫌いが大きく別れるキットです。販売価格も高めでマニアックなイメージがあります。個人的には全体の形状やモールド的には嫌いではないのですが、魚雷発射管が初春型の使い回しだったり、魚雷予備庫の蓋モールドが全くなかったりと開発手法が中途半端であまり賞賛できませんでした。ここはタミヤのリニューアルを待ち望んていたのですが、未だにその気配がないことに...落胆しています。

 …と、新興メーカーのヤマシタホビーが突如「吹雪」を発売。期待した次第。しかも、商品もそれほど価格は高くないのです。期待を込めて発売と同時に購入。早速キットレビューをしてみました。

 “我が連合艦隊”では、なるべくいろいろな艦名を揃えたいため、今回は「吹雪」を同型艦の吹雪型9番艦「磯波」として建造します。

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 春の静岡ホビーショーで発表されていたので、楽しみにしていましたが。外箱の寸法は、縦横がウォーターラインシリーズ(WL)と同じ。高さは1.5倍くらいあります。箱も形状もWLと同じキャラメル箱です。

 私が外箱で楽しみにしているBOXアートは、川内型軽巡の前を航行する「吹雪」。荒波を蹴って進撃しているシーンでしょうか?構図的には普通のもので、よくある感じ。全体的に強弱なく均一な暗めの色彩が「吹雪」の動きを感じさせないように思われます。もう少し色味を派手にすると前に出てくるような画像になるかな...。 

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 外箱裏面は、ウォーターラインシリーズと同じ三面図で塗装指示図にもなっています。少しあっさりしすぎで、ワンポイント、なんか文字が欲しいですね。

 この図面ですでに気が付く人もいると思いますが、ホビーショーでは左舷中央部がリノリウム塗装のものが展示されていたのですが、どうしたのでしょうか? 魚雷運搬軌条内はリノリウム色が正しいのですが、塗装図では再現されていませんね。

 また、私が一番気になったのが二番砲と三番砲の基部再現です。それは、後述します。

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 船体はバスタブ式で、作りやすさをアピール。個人的には大歓迎。パーツ数はそれほど多くないですが、タミヤのキットにくらべれば倍以上です。しかも、ものすごく繊細な成形品。今風のキットです。

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 第一砲塔基部の甲板は、ピットロードのキットでは再現されていなかった砲塔の旋回軌条がキチンとモールドされています。 これはタミヤ製のキットと同様で絶賛。

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 二番砲塔基部は旋回軌条がありません。なぜか...。 ただ…、この部分は鉄張りなためモールドがないだけで色味は同じといことになるので、気にしなければ気にならない?かな...。

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 三番砲塔も旋回軌条がありません。ここはリノリウム張りなので、かなり目立つ部分です。私はホビーショーの展示品の写真を見た段階でこれが気になっていました。・・・どうしてなんだろう?

 この答えをPCで検索してやっと得ることができました。私は開発者にメールで訪ねようか?とまで思っていたので、この発見は大変嬉しかったです。実は、バリエーション展開のために犠牲となった部分のようです。・・・大人の事情ですかね。これならば、我慢できます。もし、間違った開発だったならば本当に落胆していました。

 キットの船体中部から後部甲板は、実はⅡ型のもののようで、Ⅱ型を中心にバリエーション展開しているようですね。Ⅰ型専用のパーツを開発するには企業収益面で難しいでしょうね。

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「磯波1941」 建造日記 02

皆さん、こんばんは。 

 今回、栃木、茨城の水害に遭われた方々にお悔やみを申し上げます。水害の対応で、市町村の対応が後手に回っているのは事実...。何時の時代も公務員というのは、何をやっているのでしょうかね? 

 さて、船台に上げてから大分作業を停滞していた第一船台ですが、本日作業報告がありましたのでご報告申し上げます。

 報告、我が駆逐艦「吹雪」は船体および甲板塗装に入りました。

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 キットは“バスタブ”とよばれる一体成形の船体で、最近のキットにしては珍しいもの。なぜ最近のキットは左右分割なのか...、それは製作者側からの視線では、舷側のモールドを詳細にするためには左右分割パーツが効率が良いためです。

 しかし、このキットは作りやすさにこだわっているようで、バスタブ式なのに舷側のモールドは詳細です。これは凄いことです。ただ…残念だったのが、このバスタブ式のために船体が反ってしまい、平らな面に船体を置くと艦中央部が浮いてしまうことです。私は強制的に船体パーツを曲げて、ある程度まで反りを解消しています。

 船体パーツは喫水線より上を再現しているため、喫水ラインが再現されていません。個人的には、艦底ラインを再現するのが好みなので、0.5㎜プラ板を切り出して貼り付け、喫水ラインを再現しました。…結構大変な作業です。

 船体に甲板パーツを取り付けましたが、このキットは確かに組みやすい設計と思います。パーツ合わせは多少甘めですが、組みやすいのです。これには驚かされました。

 第三砲塔基部は、砲塔旋回軌条のモールドをケガキ棒で再現しました。

 個人的には、船体内部に錘を入れたい気分でした...。 

 まだ建造初期段階なのですが、このキットは今までにないパーツ構成をしていて、中々建造が面白いです。 

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「磯波1941」 建造日記 03

 皆さん、こんにちは。

 昨日は、肌寒い一日でした。11月の気温とか?秋の気配が色濃くなりましたね。

 では、第一船台長の報告です。

 報告、我が船台の「吹雪」、艦体構造物の取り付けを開始しました。

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 舷外消磁電路の取り付け
 消磁電路は、当造船所指定の0.25×0.5㎜プラ角棒にて再現。形状は、ネット検索による図面に従いました。

 甲板は、リノリウム塗装を実施。魚雷運搬軌条内もリノリウム張りだったようなので、塗装。キット指示では鉄張り塗装のようです。

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 艦首側ボラードの再現
 残念ながらこのキットは成形不良で、この部分がありませんでした。仕方ないので、プラ丸棒にて再現しています。

 中央構造物の取り付け
 中央部の煙突とダクトは一体成形で組立易さをアピールしています。予備魚雷格納筐もキチンと再現されていて嬉しい限り。

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 後部兵員室の取り付け
 タミヤのキットでは省略されていた円材置き場のフレームが再現されています。少し太いですが、成形上しかたないでしょう。このフレーム、結構複雑な形状をしていて存在感があるので、再現されているのは嬉しいことです。
 また、タミヤおよびピットロードのキットでは省略されていた、予備魚雷格納筐の蓋のモールドも再現されていて嬉しい限り。
 兵員室側面パーツの分割が独特で、位置合わせが容易。組立やすいキットです。
 
 
 第三缶室のダクト給気口を塗装で再現
 第二煙突前後の缶室給気口はモールドがありませんが、説明書ではモールドが入っていて残念に思いました。開発費の関係か?ムクなので、黒色塗装してみました。



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「磯波1941」 建造日記 04

皆さん、こんにちは。 

 本日は、久しぶに朝から晴れまして湿度も低く過ぎし易い一日でした。 但し、昨日より気温がかなり高く、前日との寒暖差で気を許すと体調を崩しやすいですね...。 

 さて、第一船台長の報告です。

 報告、我が船台の「吹雪」は建造トラブル続き...、結構苦労しています。

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 すったもんだと...いろいろ作業ミスをしましたが、なんとかここまで建造しました。パーツ合わせには随所に工夫が見られ組立やすいのですが、所々にこだわりがあってマニアックなパーツ分割となり、作業が難しいです。

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 艦橋構造物の製作
⇒ 艦橋構造物下部は、左右分割の側面パーツと前面パーツの3分割構成です。前面パーツと側面パーツの合いは上々ですが、分割ラインが目立ちますので、気になる方はパテ埋め処理することをお薦めします。但し、モールドが繊細なので、結構難しいかも...。艦橋部は内部もある程度モールドで再現されています。窓がクリヤーパーツなのですが、ゲート切り出しが独特の形状のため難関です。私は普段使用しているニッパーを使って普通に切り出し作業をしましたが、クリアーパーツ故の硬さのため、窓パーツが3つに割れてしまいました。
 泣く泣く、破損したパーツをかき集め、接着した次第です。結構小さいので、それほど目立たないのが救いでしょうか?ランナーからの切り出しにはナイフを使うのが良いかと思います。

 艦橋両舷見張り所の前にクリヤーパーツを付けるのですが、これが何を表しているのか不明で、少し考えてしまいました。たぶん舷灯と思うので、左舷は赤色、右舷は緑色で塗装。でも少し形状に疑問あり...。

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 一二年式六一糎三連装水上発射管の取り付け
 61cm魚雷を三連装で装備したのは前型の睦月型駆逐艦からで、特型ではこれを3基装備したため片舷9射線の雷撃が可能でした。ちなみに一回の発射で9射線というのは、後の甲型駆逐艦である陽炎型や夕雲型でも成し得なかったもので強力な雷装でした。但し、特型では次発装填装置がなかったので、甲型に比べると2回目の発射はほぼ不可能だったようです。

 この三連装発射管は次型の初春型駆逐艦にも受け継がれますが、初春型は3つの魚雷管が均一な高さで並列しています。特型は発射管の大きさをコンパクト化する必要があったようで、中央のものがせり上がっていて3つの発射管がピラミッド型に形成されていました。キットは3つの発射管のうち中央のものを別パーツ化して立体感を強調しており、しかも波除のシールドも別パーツとしています。シールド側面のモールドも手抜きなく詳細です。但し、1/700の縮尺だと発射管の隙間が強調され過ぎていて、かなり離れた感じを受けます。ここは、一体成形のほうが良かったかもしれませんね?

 2番発射管と3番発射管の係止位置は、2番が後ろ向きなのがポイント。これをキチンと説明書に取り入れていたので嬉しく思いました。これは、予備魚雷の格納位置に関係があると思われます。

  後部兵員室天蓋のダクト類取り付け
⇒ このキット、後部兵員室天蓋のダクト類がキチンと別パーツになっています。開発側のこだわりを感じますが、個人的には一体モールドでも良かったと感じます。…理由は、パーツが細すぎるのです。老眼の私には、製作するのにギリギリのサイズ...。





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「磯波1941」 建造日記 05

皆さん、こんばんは。 

 昨日は、初秋の陽気と思ったら...本日は晩秋の陽気...、風邪引きなさいと言われているような感じです。 

 さて、駆逐艦級の建造なのに工程が伸び伸びの当造船所...、建造意欲減退が深刻さを増しているのですが、ヤマシタホビー製駆逐艦「吹雪」キットを駆逐艦「磯波」として建造し、何とか竣工までこぎ着けました。 

 このキット、新興メーカーの製品ということで、いろいろ面白いパーツ割や成形を感じましたが、表現は多少強調したピットロード(PT)風ですが、パーツ割やモールドにPTより細かなこだわりを感じます。それでいて全体的な艦容は、PTほど癖がなく、WLほど美しくない感じかな...。…あくまで個人的な感想です。

 個人的に重要視する作りやすさは、場所によって作り易かったり難かったり...でしょうか。今風のキットなのでパーツが細かいのが難点でしょうかね...。老眼にはキツイ作業でした。

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 我が造船所、定番の左舷前方からの画像。 個人的には艦橋窓のクリアーパーツはきらいです。理由は2つ、クリアーパーツの加工が難しいこと、完成後の窓枠のインパクトが薄いことです。

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 前後のマストはPT製のキットより細くて好感度を持ちます。艦体に喫水ラインが再現されていなかったのが非常に残念です。これも個人的な意見ですが、洋上モデルは、やはり艦底色が僅かに見える位が安定感を受けます。

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 右舷真横画像です。舷外消磁電路はオーバースケールですが、このキットは全体的にオーバー表現が多いので、調和していると思います。…良かった...。

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↑ 内火艇は、キャンバスが別パーツとなっていて、エンジン部分もモールドされています。こだわりを感じるパーツです。魚雷発射管の先端部分は、やはり別パーツ化の影響で少し天地方向に広がり過ぎていますね。

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 艦首錨鎖甲板と艦体とのパーツ合いに段差が目立つので、製作の際には気をつけるとよいでしょう。作例ではそのままです...。
 
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 やはり、第三砲塔、第二砲塔基部の軌条がモールドされていないのが残念でした。結構目立つ部分なので...。 作品では第三砲塔基部のみケガきで再現しています。

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↑ ピットロードのキットより艦名デカールを調達。駆逐艦は同型艦が多いので、個艦アピールが必要です。なお、大戦中は艦名が塗りつぶされていましたので、史実とは異なります...。


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