「秋月1942」建造日記 01

皆さん、こんにちは。

 第3船台長の報告です。

 報告...、我が船台では新作キット、フジミの「秋月」の建造を開始しました。このキット、いわゆる...、現在のユーザー側の要望の末に生まれてきたような、精密思考キットです。モールドは繊細にして詳細であり、最新考証も盛り込まれていて現在の1/700キットの最先端に位置します。モデルグラフィックス誌(2010年5月号)では、細田氏の作例がキットの持ち味を生かしたディティールアップの作例を紹介されており、また、モデルアート誌(2010年5月号)では連載でおなじみの衣島氏が実艦に沿った修正点などを指摘しています。

さて、…ざっと見る限り、ピットロードの派手なモールド好きの私には少々おとなし目で繊細すぎるモールドだなぁ...という感じを持ちましたが、本当に細かい部分まで表現されており、びっくりさせられるキットです。船体と甲板、喫水板の合いは非常に良く、気持ち良いくらいぴったり合いました。

…但し、基本作業である接合面の整形処理は、是非ともお勧めします。

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 煙突前部の小煙突管のパーツの取り付け修正
⇒ このパーツ、説明書どおりにつけると、煙突側面のパーツ接合部のモールドにうまく合いません。なんでかなぁ…と考えているうちに、説明書に掲載されている図面を見て理由が判明しました。なんと!パーツが左右逆の取り付け指示となっているのです。説明書と左右逆のパーツを取り付けると、ぴったり合います。

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 艦首部分
⇒ この部分、錨を放錨したり、収納したりするときに監視する見張り台が再現されています。初めは知らずにバリと思い、説明書で形状を確認するまで切り取るつもりでした。皆さんも気を付けましょう。 また、艦首先端に違和感がありますが、ご紋章取り付けプレートは別パーツとなっており大丈夫です。

 波切板左右の甲板修正
⇒ 衣島氏が指摘されていましたが、この部分はストリップ付き鉄張り表現となります。キットではリノリウム表現となっているので修正しなければなりません。

003_akizuki_03.jpg
 後部高角指揮装置などの取り付け
⇒ キットでは1番艦の「秋月」のみが搭載されていなかったように説明されていますが、個人的には前期型(秋月~霜月)すべてが未搭載と思います。この部分は削る予定。

 探照燈などの取り付け
⇒ あまり意味は無いと思いますが、個人的には探照燈を艦首部に指向させておきたかったものの、艦尾方向を向けて取り付けてしまいました。

 甲板のモールド修正
⇒ この部分も衣島氏が指摘していますが、キットでは鉄張り表現です。実艦ではリノリウムなので修正予定です。

003_akizuki_05.jpg
 船首楼端
⇒ 前期艦はわずかにタートルバックの形状が正しいようです。ピットロード(PT)のキットが発売された時にやたら評判が悪かった部分なので、実際はわずかにカーブしているなんて知りませんでした。PT製はオーバー過ぎたようですね。ちなみに後期艦はキットのように面取りされた状態のようです。

003_akizuki_06.jpg
 舷側ラッタル表現の削除
⇒ このモールド、停泊時のみに使用される縄梯子のようなものを再現したようです。削除するか検討中。
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「秋月1942」建造日記 02

皆さん、こんにちは。

 第3船台長の報告です。

 報告...、我が船台の「秋月」は甲板のリノリウム修正と舷側のジャコブスラダーのモールド削除を行いました。ついでに、奥の艦はアオシマ製「照月」ですが、こちらもリノリウム範囲を間違えているので、同様に修正しようと思います。すでに就役している僚艦「秋月」、「初月」、「若月」も同様に修正予定です。さらに、アオシマのキットは船首楼と最後部、煙突の最前部から煙突中部までの部分についてもリノリウムへの修正が必要なので、現在作業を検討中です。

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 ジャコブスラダーのモールド削除
⇒ ジャコブスラダー(縄梯子)のモールドを削除しました。

 リノリウム甲板の修正
⇒ キット作業とは、別になりますが...、竣工済みのアオシマ製キットも修正する羽目となりました。
 リノリウム甲板を鉄甲板に修正します。リノリウム押さえ金具の撤去と塗装色の変更を実施。

 鉄甲板の修正
⇒ 実艦ではこの部分がリノリウム張りなため、修正しています。極細の伸ばしランナーにてリノリウム押さえ金具を再現。

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「秋月1942」建造日記 03

皆さん、こんばんは。
 
 本日は...、またも雨模様...。今年は本当に晴れが少ない春季ですね。困ったことに、野菜が高騰のようで...、どうしたもんでしょうか?

 さて、本日は第3船台長の報告です。

 報告...、我が「秋月」は建造工程が遅れ気味です。原因は、予定に無かったアオシマ製「秋月」の修正作業を実施しているためです。

003_akizuki_09.jpg
 リノリウム張り甲板を鉄張りに修正(アオシマのキット)
 キットでは、この部分は滑り止め表現がありません。元々このキットはリノリウム押さえモールドが無いため、リノリウム甲板と判断していましたが、実艦では鉄張りだったようなので、修正しました。

 滑り止め鉄張り甲板をリノリウム甲板に修正(アオシマのキット)

 この部分、キットでは滑り止めの鉄張り甲板表現されています。モールドを削り、0.2㎜真鍮線にてリノリウム押さえモールドを再現し、リノリウム色を塗装しました。

 艦橋構造物の建造
 パーツが細かく分かれおり、形状はアオシマ製より“いい塩梅”と思います。

 投錨台の再生
 この部分、ランナー接合部分と思って削ってしまいました。
 皆さんは気をつけてくださいね。艦首先端両舷の錨見台はチェックしていたのですが...、ここまで細かく再現されているキットは初めてなもんで...。



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「秋月1942」建造日記 04

第3船台長の報告です。

 報告...、我が「秋月」は船体の塗装に入りました。

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 アオシマ製「照月」の修正作業
 アオシマ製の「照月」の甲板リノリウム範囲の修正を実施。リノリウム押さえ金具は伸ばしランナーにて再現しています。

 リノリウム塗装
 
エアブラシにて塗装。細部は筆塗りです。

 船体塗装
 我が造船所指定の舞鶴工廠グレーで塗装。塗装をエアブラシで行い、細部は筆塗りです。甲板の詳細なモールドに驚いてばかりの塗装でした...。



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「秋月1942」建造日記 05

第3船台長の報告です。

 報告...、我が「秋月」は建造の難易度が高いため、四苦八苦状態です。説明書の図示だけでは、パーツの取り付け位置が明確にわからないのです。

 学研の秋月型駆逐艦を見てやっとわかったパーツもありました。このキット、この学研で紹介された精密模型「秋月」を原型としたものですね。

 本日は以下の作業を行いました。

003_akizuki_11.jpg
 機銃台下のダクト取り付け
 
この上に機銃座がパーツが乗ります。

 煙突の取り付け
 煙突形状はアオシマのキットより厚みがあり、いい感じです。3つの煙路を一つにまとめた集合煙突で、日本海軍独特のスッキリした形状は大変魅力的です。

 艦橋構造物の取り付け
 駆逐艦としては最も高い艦橋構造物となりました。そもそも、日本の駆逐艦は夜戦時の襲撃で、敵に発見されにくいように作られているため、艦橋構造物も高さが押さえられているのが通例です。しかし、直衛艦としての本型は、前部に高角砲2基を搭載したため、前部視界の確保のために艦橋構造物は高くなりました。防空指揮所は前部がグレーチングと想定してウッドブラウンで塗装、後部はリノリウム色で塗装しましたが、個人的な解釈です。

 前部主砲の取り付け
 砲塔側面や後面のモールドがないのが寂しいですが、形状はアオシマのキットより実艦に近いと思います。作例では砲身を強制的に上げていますが、素組みすると…、この砲身角度が下がり気味で仕上がりがかっこ悪くなるので、皆さんも気をつけて製作することをお勧めします。

003_akizuki_12.jpg
 ダビットの取り付け
 衣島氏の作例では、収納状態にするようになっていましたが、キット指示どおりに製作しました。ダビットは停泊時意外は倒されているのが基本と思いますが、この方が映えると思ったためです。

 後部主砲の取り付け
 主砲は旋回するように考慮されており、取り付けダボはタイトです。

 後部マストの取り付け
 マストの製作は結構難しいです。3つのパーツに分割されているのですが取り付け角度は船体に仮組みして決めることをお勧めします。私は3回ほどやり直しています。また、マストトップは、キット形状と実艦では異なり、実艦ではクロス状にヤードや伸びています。修正するか検討中。

 爆雷装置の取り付け
 爆雷装填台と投射機が一体となったパーツです。

 角材の取り付け
 当初、軍艦色で塗装するつもりだったのですが、学研の精密模型「秋月」をみると角材であることがわかります。ウッドブラウンで塗装。

 配管?の取り付け
 取り付け位置が説明書では不明確で苦労しました。
 
003_akizuki_13.jpg
 スキッドビームの取り付け
 パーツの取り付け位置が判りずらいです。

 魚雷ダビットの取り付け
 パーツの取り付け穴がバリで埋まっていて、開口しました。

 照準演習機用標的の取り付け
 このパーツ、説明書では取り付け矢印の位置がずれているので、良くわからなかったのですが、学研の精密模型を見るとパーツが何であるかも判明しました。

 こんなものまで...パーツ化する必要があったのでしょうか?僚艦にも搭載されていたのでしょうか?非常に疑問です。真ん中に黒色で標的の丸を入れる予定です。



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「秋月1942」建造日記 06

皆さん、こんにちは。

 昨日より肌寒い感じの“千葉”ですが、皆さんの所はどうでしょうか?沖縄では入梅しており、改めて日本列島は細長いことを感じます。

 さて、第3船台長の報告です。

 報告...、我が「秋月」は80%の完成でしょうか。このキット、やはりパーツ割に疑問を感じる箇所が多く、組み立て側のことはあまり考慮してくれていないように感じられます。タミヤならば、このようなパーツ割はしないはず?...と思いますが...。それでも、立体的に組みあがってくると、やはり精密感があって今風のキットだな~すごい...と感動しました。

 本日は以下の作業を行いました。

003_akizuki_14.jpg
 前部マストの製作と塗装
 前部マストのパーツ割りは複雑で、ランナー状態も接合部分が太く、切り出しは非常に大変です。整形も難しく、泣きをみました。

 機銃台の取り付けと塗装
 機銃台の手摺が再現されていませんが、好みですね。昔のキットならばブルワーク状のものが必ず再現されていました。

 魚雷運搬ダビットの取り付け
 昔のキットでは、WLのタミヤのキットあたりから再現されるようになったもので、同シリーズではタミヤのみが再現して好評だったものです。後発のピットロードのキットではこだわって再現していました。

 小煙突の配管パーツの取り付け
⇒ ランナーからの切り出しは要注意です。

 ダクトパーツの取り付け
 このくらいの装備品が細かく再現されるのは、今風のキットだなぁ...と痛感させられました。

 方位測定儀の取り付け
⇒ 
WLのパーツ(脚部形状は三角錐)と違い、脚部が三角柱状態となっています。

 2m高角測距儀パーツの取り付け
⇒ 測距儀はパーツ化されていないため、PTの武装パーツより調達しました。

003_akizuki_15.jpg
 不明パーツの取り付け
 なんだか良くわからないパーツ。ちょっと斜めとなっているので修正の用アリ‥。

 後部マストの修正
 後部マストのパーツ割は、組み立てが非常に難しくなっており、多いに不満が残るところです。その割に実艦と似ていない形状であり、もう少しなんとかならなかったのか?と思います。この取り付けは再三行い、キットパーツを活かしつつヤードをプラ棒で修正しました。

003_akizuki_16.jpg
 爆雷運搬などに使用するダビットの取り付け
 これらのダビットは、通常、収納状態となっているようであり、甲板に寝かせた状態のようです。キットではパーツをキチンと再現しているので、あえて直立状態としました。



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「秋月1942」建造日記 07

皆さん、おはようございます。

 第3船台長の報告です。 

 報告...、我が「秋月」は95%完成といったところでしょうか。後は...、機銃と魚雷の取り付けのみとなりました。

 今回も製作中に色々なハプニングありで...、結構苦労しました。最大のハプニングは、本日起こりました。誤って床に落としてしまったのです。このため、艦首と前部マスト上部のパーツが破損し部品が飛び散って探すのに30分以上もかかりました。粘り強く捜索したため、無事に部品を発見し、何とか修正できました。

003_akizuki_17.jpg
 カッター用ダビットの取り付け
 形状的には素晴らしいですが、片舷のみ張り出しとは、やはり一般的ではありません。キットとして発売するならば、いろんな状態を想定してパーツ化するか、最も好まれる状態のみでパーツ化するべきです。

 内火艇用ダビットの取り付け
 
結構良い形状と思います。

 カッターの塗装と取り付け
 
いい塩梅の形状をしていますが、塗装は至難の技?です。

 内火艇の塗装と取り付け
 ピットロードの武装セット並みに精密です。その分、塗装は大変です。

 ヤードの追加工作
 
ピットロードのキットではキチンと再現されている(角度がありませんが‥)もので、この部分を省略したのは不満です。MA誌の衣島氏の作例はこの部分が艦首よりに傾斜していますが、BOXアートなどを見る限り、艦尾側に傾斜しているものと判断しました。

003_akizuki_18.jpg
 後部マストの塗装
 後部マストを黒色で塗装しました。以前から、駆逐艦の後部マストの黒色塗装には疑問がありましたが、特型駆逐艦の戦前の写真では後部マストの黒色塗装は無かったように感じられます。しかしながら、秋月型駆逐艦は後部マストが黒色塗装されている写真を確認しているので、塗装するのが正解と考えています。

 照準演習機用標的の塗装
 標的の記入をしたつもりですが、お粗末です。

003_akizuki_19.jpg
 艦尾旗ざおの塗装と取り付け
 
ランナーから切り離す際に失敗し、傷があります。目立つので同大のプラ棒に変えるか、傷を補修する予定です。



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「秋月1942」建造日記 08

皆さん、こんばんは。 

 第3船台長の報告です‥。

 報告...、我が「秋月」は、なんとか完成しました。 最新のキット、やはりパーツが細かくなりすぎ‥というのが、率直な意見です。

003_akizuki_20.jpg
 軍艦旗、掲揚
 シール式のものをジャンクションパーツより探し、取り付けました。

 魚雷は発射管の取り付け
 戦闘旗が上がっているので、実際には魚雷運搬なんて行わなかったと思いますが、パーツ化されているものなので、取り付けました。このキット、停泊時を再現しているので、カッターの収容状態など行動中とするには合わない部分があります。



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軍艦をこよなく愛する中年男子ですが、戦争は嫌いです。

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