旧キット 軽巡「龍田1919」 建造日記02

皆さん、こんにちは。 

 昨日は久しぶりの大雨だった千葉県北西部地方ですが、妙に暖かいです。

 さて、第三船台長の報告です。

 報告、旧キット「龍田」はサクサクと建造中。このくらい簡単に製作できるとストレスなく楽しめます。

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 艦体後部は砲塔甲板が一段高い位置に設置されていますが、これは波浪の影響を最小限とし、且つ視界を広く取るためと思われます。この砲塔甲板には本キット独特のモールドが施されています。甲板縁に手摺があるのです。シリーズでも手摺再現キットはほとんどないものと思われます。

 魚雷発射管の形状は、少々左右に広すぎる形状です。この発射管は手動で舷側に移動し、魚雷を発射する独特の構造をしています。当時は、魚雷本体の強度不足で海面より遠い場所からの発射が困難だったようで、排水量の小さな本艦が片舷6射線を得るための苦肉の策でした。艦体中心線上に砲や魚雷を設置すると、攻撃できる範囲が広くなり、最小限の武装で最大の能力を発揮できます。 

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 煙突は、大正年代に建造された日本軽巡の特徴でもあるシンプルな直立煙突で、本艦の改良型である5,500t軽巡にも採用されおり、明治より模範であった英国海軍の艦容を漂わせています。

 キットの煙突はパーツを素直に取り付けると、なぜか艦首方向に傾斜気味になります。したがって、煙突下部の取り付けダボを削り取り、パーツの前後を逆さまに取り付けると画面のように艦尾(画面左側)に傾斜した形となります。

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 だいぶ出来上がりました。考証抜きの素組です。艦体形状は、特型駆逐艦以降の形状を大きくしたような感じがよくわかります。前部甲板のみリノリウム押さえの真鍮線モールドが施されています。キット開発頃では艦体中部から後部にかけてリノリウム甲板だったのか鉄張り甲板だったのか不明だったため、艦体中部以降の甲板にはモールドがないものと推察します。

 最新の考証では、リノリウムの敷き方が縦方向だったとか…。驚きですね…。

003_tatuta1919_05.jpg
 竣工当初は超優秀艦だった天龍型軽巡は同型艦を多数建造する計画がありましたが、その後の戦術の進歩と造船技術の向上により、軽巡に対する要求が本艦型の能力を超えるようになってきました。

 その結果、本艦型ではそれらの要求に応えるには排水量が小さすぎたようで、当時のライバルであった米国軽巡オマハ級軽巡の性能が優れていたこともあって本艦型の量産は中止となり、より艦型を大きくした球磨型軽巡の建造に切り替わりました。



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